
高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール
今年の夏まで続いていた、東京湾のドラゴン祭も、だいぶ落ち着いてきました。
最近では幅指3、4本がアベレージで、120cmオーバーは、1尾まじるかどうか、と言う状況になってきました。
サイズが小さくなるにつれ、今までのような釣り方や攻め方だけでは、なかなか数が伸び辛くなってきているのが現実です。
潮境(しおざかい)を探せ
そんな中、かなり高い再現性で、アタリをだせるメソッドが分かってきたので、ご紹介できればと思います。
そのメソッドとは「潮境(しおざかい)を探す」こと。
潮境とは、文字通り、潮と潮の境目のことで、テンヤを上方向に巻き上げていく中で、急に潮が重くなったり軽くなったりする部分のことを指します。
潮境は出る時と出ない時があるので、いつでも見付けられる訳ではないのですが、見付けられさえすれば、かなりの確率でアタリをだせるんです!
特に、チャンスなのは「潮が軽くなる潮境」。
もし、軽くなる所を見付けたら巻くのをやめて、ロングステイ、もしくは定点ノンストップバイブレーションをしていると…抜群の高さの再現性で、アタリをだせるんです。
これは、おそらくベイトが溜まる場所だったり、タチウオがベイトを追い詰めやすい場所だから、という理由があると考えます。
潮境が狙い目なのは、テンヤタチウオに限らず、天ビンタチウオやジギング、コマセ釣りなどの中層の釣りに共通して言えること。
そして、東京湾に限らず、北関東の常磐エリアや、熊本・天草エリアでも再現性があったので、もしかしたら大阪湾、さらには全国的に共通のキーワードになってくるかもしれません。
アタリをだし辛くなってきた時こそ、探すチャンス。
今後の攻略の一手になるかもしれませんので、ぜひお試しいただければと思います。

ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX AGS184、リール:20アドミラA100XHL
潮境を探すために重要なのは、ズバリ感度。
そのため、テンヤはなるべく潮切れのよい形状がオススメ。
ダイワの快適船タチウオテンヤSS AGは、潮切れがよく、感度抜群なので、潮境を見付けやすいです。
また、タックルはできるだけ軽いものを使いたいので、電動リールより、手巻きリールの方が分があると思います。