
櫻井 亮太(さくらい りょうた) プロフィール
こんにちは。ヤマシタフィールドスタッフの櫻井亮太です。
今年も早いもので師走。年々、1年が過ぎ去るのが加速しているのを感じます(笑)。
人間界では12月は1年間の区切りとなる訳ですが、大阪湾のタチウオシーズンで言うと、後半戦突入と言った所でしょうか。
夏から秋にかけての釣りは、水温も高く、魚も活性が高いので、比較的どんなアクションでも魚は反応してくれますが、冬場に入ると、水温と共に魚の活性も落ちてくるように感じます。
冬場の食い渋り対策
今回は、そんなタチウオがご機嫌斜めになる、冬場の食い渋り対策をご紹介いたします。
まずは、アクションについてです。
冬場のタチウオはアタリがワンタッチで終わってしまったり、追いが悪くなったり、アタリが極端に小さかったりすることがあります。
これは、水温が低いと簡単に届く範囲にエサがないと諦めてしまったりしている状況です。人間に例えるなら、真冬に寒いからコタツから抜け出したくない状況でしょうか。
こういった場合は、誘いの幅を小さく弱くするのが有効です。
例えば、夏場の釣り方が「リール1、2回転ずつ動かしてステイ3秒」であれば、「リール半回転動かしてステイ6秒」のように、細かく動かして長く止めるといった感じです。
ヤル気のないタチウオには、それに合った追い付けるスピードの誘いと、エサに食い付ける待ち時間を与えてあげましょう。
次は、テンヤのカラーについてです。
夏場と異なり、冬場はプランクトンが減ったり、雨も降りにくいため、水色が透明に澄んできます。
夏から秋に夜光カラーが定石となってくるのは、濁り潮の中でも自発光して目立つことが主な理由ですが、冬場は前述した通り、水色も透明なので、光らない黒や赤金といったカラーに分があると感じています。
これらのカラーの方が、夜光よりも海中から海面の方を見上げるように見た時、はっきりとシルエットが出やすいからです。
もちろん、朝まずめなどは夜光カラーに分があったりもするので、時間帯によってカラーをいろいろと試してみてください。
気難しいですが、アクションやテンヤカラーがハマれば、1人勝ちも夢ではない冬のテンヤタチウオ。ぜひ挑戦してみてください!