
竹村勝則 プロフィール
大阪・阪南港 ホクシン前テトラ
白灯波止の付け根から北へ伸びるテトラ帯は、ホクシン(右側にある工場)前にかけて400mほどあるが、中ほどでテトラが大きくなって危険なので、そこまでの間が釣り場。
防潮堤からテトラまでは1mほどなので、大人なら降りられる。テトラは小さめなので、腰を掛けて釣ることもできるが、足元には十分注意を。
エサ取りが前年よりもまだ多いので、グレは釣り辛いが、もう少しエサ取りが減ってきた時がチャンスで、フカセ釣りでもグレが釣れる。
グレの大きさは、手の平前後から30cmぐらいまでが多い。グレのほか、チヌもフカセ釣りで釣れるが、チヌのタナは底。
ほかにエビ撒き釣りでメバル、ガシラなどが狙えるが、根魚は半夜釣りの方がよく釣れる。
グレを狙って釣りを開始
今晩秋の波止釣りは、どこともエサ取りの小魚が多いようだ。
釣り場にもよるが、エサ取りの正体はバリコ、小アジ、スズメダイなど。
特に10cmあるなしのバリコがもの凄く多い。バリコはヒレに毒があるので、要注意の厄介者だ。
エサ取りが多いために、今秋のグレ釣りはイマイチで、10月末と11月初旬に出掛けた阪南港岸和田新東防波堤北のテトラでは、マキエを打った周囲1mほどは、海の色がかわるほどエサ取りがワーッと集まってくる。
マキエを分散しても、マキエを打った場所へすぐにやってくるから、手に負えない。
グレが多い時は、エサ取りを押し退けてエサを食いにくるが、今のところはグレよりエサ取りが多過ぎるので、フカセ釣りのグレは低調だ。
しかし、常連のグレ釣り師は、ヌカ切りでグレをよく釣っている。ヌカ切り釣法だと、エサ取りの層をくぐり抜けられるので、グレが食い付くチャンスがあるのだ。
先日、岸和田の通称白灯波止へ行った時、常連のグレ釣り師がヌカ切り釣法で、グレを入れ食いで釣り上げていた。
これを見た翌日、白灯波止北側のテトラで、ヌカ切りでグレを狙うことにした。ここのテトラは小さめなので、歩きやすく、釣りやすいので気に入っている。
先日もカワハギ狙いで来て、15~20cmを10尾ほど釣った。
さて当日は、白灯波止から50mほどの所を釣座とした。このテトラ帯は水際から4~5m前が、かけ上がりになっている。そのかけ上がりがポイントでもある。
フカセ釣りなら、エサ取り対策もあって、さらに前方を狙うが、今回はヌカ切りなので、かけ上がり周辺を狙う。そのかけ上がりでも、水深は3~4ヒロある。
ウキ止め糸は、始め2.5ヒロにして釣り始める。2、3度打ち込むと、投入点の周りはエサ取りだらけになる。相変わらずエサ取りは多い。
仕かけ投入毎に、サシエのオキアミは取られている。そこで、オキアミのボイルにかえてみると、半分残ってきた。
ウキ止め糸を3ヒロにしてからの3投目、沈んでいたウキが浮き上がってくる途中に、ス~ッと入るアタリがきた。
アワセが決まり、上がってきたのはグレではなく、チヌの23、24cm。
ここはグレのほか、チヌ、ハネ、メバル、ガシラ、アコウなどもいる。
その後に釣れたのは、バリコ、小アジ、サバ、フグ、ウマヅラハギ。
アタリもなしに針までなくなるのはフグの仕業で、5、6回は切られた。
釣り始めて約2時間後の13時頃、やっとグレがきた。22cmほどだが、グレは引きが強いので面白い。
今が時合か、その後23cmのグレが釣れた。
当日は穏やかな好天気で釣りやすいのだが、エサ取りがさらに活発になり、オマケにフグに針を連続して取られたので、15時に納竿した。
テトラから左前方に見える白灯波止では、ノマセ釣りでハマチが掛かり、取り込みシーンが見られた。
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