手軽に大物の引きを味わえて、年々人気が高まっている海上釣り堀。
何度か海上釣り堀に行った人なら、一度はこう思ったことがあるハズ。
「同じイケスなのに、なぜかこの人だけよく釣れてるな…」と。
そう、実は海上釣り堀は手軽であり、それでいて奥が深い釣り。つまり、“名手”と呼ばれる達人も存在するワケで。
今回は、その中でも「釣り堀王子」と呼ばれる名手、マルキユーインストラクターである北条 公哉氏に海上釣り堀のキモ、エサのローテーションの秘密に迫ってみた。
用意していたエサは12種類
海上釣り堀といえば、どんなエサを用意しているかが最も重要な要素と言える。なぜなら、定番のエサに見慣れ、食い気を出さない居付きの魚が多少なりとも存在しているからである。
そのため海上釣り堀では、当たりエサを探すため多種少量がセオリーとされ、多い人ともなると10種類以上用意することもある。
取材当日、北条氏は12種類のエサを用意していた。内容は以下の通り。
①ホットイエロー(練りエサ)
②マダイイエロー(練りエサ)
③マダイスペシャル(練りエサ)
④マダイストロング(練りエサ)
⑤くわせきびなごイエロー
⑥くわせ丸えびレッド
⑦エビの剥き身
⑧イエローに色付けした締めササミ
⑨虫エサ
⑩シラサエビ
⑪活きウグイ
⑫活きアジ
マダイ、シマアジ狙いは練りエサ中心にローテーション
用意しているエサを見て記者は、練りエサが多いことに気が付いた。通常であれば2種類ほどを用意することが多いが、北条氏は4種類用意している。

左から「マダイイエロー」、「ホットイエロー」、「マダイスペシャル」、「マダイストロング」
記者がそのことについて尋ねてみると、北条氏はこう答えた。
「僕がマダイ狙いで1番使用するのは練りエサです。朝イチ高活性時には『ホットイエロー』、そこからスッポ抜けが多くなったり、針の掛かりが悪くなってきたら『マダイイエロー』。基本はこの2種類でローテーションします。それでも食わなくなったら『マダイスペシャル』。エサ取りが多かったり、魚系のエサに反応がよい時は唯一魚成分が配合されており、エサ持ちのよい『マダイストロング』を使って攻略します」
続けて話を聞いていくと、北条氏は練りエサから1日を始め、マダイのアタリが完全になくなるまでは練りエサをローテーションしていくのだそうだ。
ちなみにこの日、北条氏はイエローの練りエサだけでマダイを狙っていたが、アタリが一切なくなることはなかった。
練りエサにアタリがなくなったらほかのエサに変更する
練りエサにアタリがなくなったタイミングや、青物が放流されるタイミングでやっと練りエサから、ほかのエサを変更するのが北条氏のセオリー。取材当日も、青物が放流されたタイミングで練りエサから青物狙いの活きアジにエサを変更した。
この日は使用しなかったが、アタリがなくなったタイミングで北条氏がよく使うと言っていたのが、「つけ込みにこれだ!!ソフト」に漬け込んだササミや、「くわせきびなご」。
特に「くわせきびなご」は北条氏のお気に入りだそうで、1匹付けでマダイ、2匹付けでは青物が狙える万能エサになるのだと言う。

写真㊤が1匹付け㊦2匹付け
活きアジを投入して、1分も経たない内に見事カンパチを掛けてみせた。名手の腕はやはり違う。
この日は活きエサの反応がよく、アジでもう1尾、カンパチを釣り上げた。
釣れるときに“釣れるエサ”を選ぶこと
この日、北条氏が言っていたのは釣れるときに“釣れるエサ”を選ぶことの重要さ。これが1日の釣果に響くのだそう。
朝イチなどの活性が高い釣れるタイミングは、どのエサでも比較的釣れやすい。だからといって色んなエサを使うのではなく、“釣れるエサ”を使うことで、ほかの人よりも釣果を伸ばすことができるのだそう。
北条氏が釣れるエサとしてオススメするのが、練りエサの「ホットイエロー」。
黄色く着色されたことによる「視認性」、アミノ酸やマルキユー独自の集魚成分・ウルトラバイトアルファによる「集魚性」。
また「ホットイエロー」特有の、水に沈めた時にゆっくりと溶けだした際の煙幕の多さが、ほかのエサより時合の魚を寄せるという。
釣果上々でフィニッシュ
この日の取材には北条氏のほかに、マルキユーフィールドテスターの山口美咲さん、アンバサダーの片原恵麻さんも一緒に、北条氏のエサローテーションにならって釣りを楽しんだのだが、釣果上々でフィニッシュ。
海上釣り堀の釣果を伸ばしたい、と感じている人は、名手北条氏のエサローテーションを試してみてはいかがだろうか。