都市部から近い人気釣り場でサヨリを狙って釣行!良型が期待できます 

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

兵庫・西宮ケーソン

兵庫・西宮ケーソンはこんな釣り場

ここは西宮ヨットハーバーの西に伸びる長大な波止で、外側は1段(1mほど)高くなっている。内側は満潮時に波風が高いと、シブキがかかるほど水面が近い。都市部から近く、足下はコンクリートで釣りやすいので、ファミリーフィッシングにも好適。

釣り物は、サヨリ、チヌ、ハネ、アジ、イワシ、サバ、ハマチ、サゴシなど。

波止の内側は波穏やかなので、家族連れでサビキ釣りが楽しめる。外側はサヨリ、チヌ、ハネなどと、ルアーで青物が狙える。

サヨリ釣りの常連さんは、波止の第1カーブから東へ約50m付近で、よく釣っている。チヌは第1カーブのテトラと、第2カーブのテトラ前がポイント。

人気の釣り場でサヨリ狙い

西宮ケーソンでは、9月頃からサヨリが釣れているので、遅まきながらつい先日、中潮の日に出掛けた。

西宮ケーソンは、カギ型に曲がった長大な波止で、外側は1mほど高くなっているが、外側、内側ともに釣りやすい波止である。

9時頃に波止へ行ったが、土曜日とあって釣り人が多く、ざっと数えて100人以上はいる。昼頃にはさらに人が増え、200人ぐらいはいるだろう。西宮市で1番人気の波止釣り場である。

第1カーブを曲がって50m付近では数人の常連さんがサヨリ釣りをしていた。

声を掛けると、気軽にクーラーの中を見せてくれた。23、24cmのサヨリが5、6尾入っていて、今のレギュラーサイズだと言い、「今日はどうしたことか、サヨリはいる(見える)のに、食いが悪い」と言う。

その常連さんが使っているサシエは、レンガのアミエビを解凍したもので、丁寧に針に刺していた。さすが常連さんである。

サヨリ釣りのサシエはアミエビが1番よいが、小さいだけに、針に刺すのは大変である。

常連さんから東へ50mほど行った所で、何とか竿を出させてもらった。

左右の釣り人に釣況を尋ねると、「サヨリはいるが、まだ釣れていない」と言う。どうも食いが渋いらしい。

サヨリ釣りの仕かけは、全員が遠投カゴで発泡玉が2、3個付いている。

市販の仕かけはカゴからアタリウキまでの間が短いが、常連さんはやや長い。食いが渋い時は短いよりも長い方がよいようである。

サヨリ釣りの仕かけ

さて、自分の仕かけは図のようなもので、カゴからアタリウキまでが約80cm。アタリウキからハリスまでは40~80cmと長短をかえてみた。

カゴに入れるマキエは、おおまかに米ヌカ7にアミエビ3の割合でまぜ、サシエはイカの塩辛(小さく切る)。

1投目からサヨリが釣れた

1投目は30mほど前方へ投入。ウキの周りに波紋と跳ねが見え、玉ウキに小さなアタリ。何と1投目からサヨリが釣れるとは思わなかった。

続いて2投目もサヨリがきた。今日は食いが渋いはずなのに、連続で釣れるとは…。

思うに、自分の前へサヨリが回遊してきた時にタイミングよく仕かけを入れたようである。

幸先はよかったが、その後、パタっとアタリが止まった。

ここは西宮ヨットハーバーがあるので、ほどなく何10mというヨットが一斉に出てきて、目の前を通過。上層を泳ぐサヨリはさぞかし驚いたことだろう。

その後、いくら仕かけを入れても、サヨリの波紋と跳ねは見られなくなった。

2時間ほどしてから、やっとサヨリが戻ってきたようで、ポツリポツリだが釣れ始め、左右の釣り人にもサヨリが釣れるようになった。

しかし、入れ食いにはならなかった。

15時頃までの釣果は、サヨリ10尾(24~26cm)と少なかったが、サイズはよくなってきた。

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