
吉田昇平(よしだしょうへい) プロフィール
大阪湾タチウオKINGバトル2022ファイナル。
今年は普段、共に練習・情報共有してきた小牟田氏と、愛弟子の樋口氏、3人揃ってのファイナル進出とあって、この中の誰かが必ず優勝しよう‼ と誓った舞台でもありました。
結果は見事、愛弟子の樋口氏が悲願の優勝。
彼がテンヤタチウオを始める遥か昔から可愛がってきたこともあり、優勝が決まった瞬間は、グッと込み上げてくるものが爆発し、思わず涙してしまいました。
そして、私たちの釣り方が間違っていなかったことも、同時に証明してくれたことに感謝です。
今回は、彼の優勝メソッドにもなりました、シークレットにしていたテンヤのセレクトや、釣り方について書いてみようと思います。
実はプラクティスの段階で、明らかに好感触を得ていたテンヤが、サーベルマスター船テンヤの新色、Nパープル。

サーベルマスター船テンヤの新色、Nパープル
明らかに夜光を嫌がってきている傾向があり、ほかの無発光系の新色の中でも、断トツに反応がよかったのが、このカラー。
本来であれば、このカラーを使用したいのですが、狙うタナがあまりに深すぎるために、鉛のテンヤでは手返しの面で不利なので、断念。
タングステン製のテンヤで、同じぐらい反応がよかった、船太刀魚テンヤTGフッ素コーティングフックの、バーストシュリンプというカラーのテンヤを、3人のシークレットテンヤとして挑みました。
ロッドは、アタリのだしやすさ、アタリがでてからの追わせやすさ、掛かってからのバラしにくさの、トータルで考慮して、サーベルマスターエクスチューン91H160を選択しました。
テンヤをキャストし、底付近まで落とした後に速めのストップ&ゴーをメインに、初期アタリをだしていく。
アタリがあれば即掛けせずに、なるべく速めに追わせて、強いアタリがでるタイミングのみを拾っていくといった釣り方。
大型のタチウオの入れかわりも期待できつつ、なおかつ、数も狙える方法でした。
残念ながら、私は今回トラブル多発で入賞すらできませんでしたが、来年も必ずファイナルまで進み、自身の入賞をもって証明しようと思います。
サンマの仕込み方
今回は、普段使用しているサンマの仕込み方について。
①3枚に下ろしたサンマに塩を擦り込み、水分を出す(この時、出てきた水分は捨てない)。
②好みの硬さになったら、旨み調味料とエビ粉を追加して撹拌。
③出てきた水分に、出汁の素を加えてさらに撹拌。配合は好みですが、硬さはA(塩少なめ)、B(中間)、C(硬め)の3段階で仕込んでいます。
硬さに関しては、時には干したりすることもあります。活性が高い時は硬めに、逆に低い時には柔らかめに、を使い分けるとよいです。