
竹村勝則 プロフィール
大阪・泉南 小島漁港
ここは大阪府の海の最南端、和歌山県境に近い所に小島漁港がある。隣りには小島養漁場の有料釣り場もある。
釣り場は漁港内と沖に面した波止。港内側は足場がよいコンクリートで、水面までも近いので釣りやすい。
トイレ、飲み物の自販機もあり、駐車場(600円)もすぐ側なので、家族連れにも好適。
今の釣り物は、小アジ、メバル、ガシラぐらいで、釣行当日は小アジがよく釣れたが、その後に今年1番の寒波が来たので、その後の釣況が心配だ。
メバルにガシラは大きくはないが、エビ撒き釣りか、アミエビをマキエに、サシエはサシアミかオキアミの極小サイズを使うと釣れる。ただし、日中はあまり釣果が望めないので、好天気の日に防寒対策を十分にして半夜釣りで狙うのがオススメ。
今回は半夜釣りで小アジを狙って出発
1月中旬まで好天が続いたので、半夜釣りに何回か出掛けた。冬の日中は釣れなくても、夜だと何かが釣れるものだ。
その何かは、小アジ、ガシラ、メバルなどで、夕方の明るいうちに釣り場へ行き、竿を出している釣り人に様子を聞いたり、ポイントを見ておく。
小アジは日中は釣れていなくても、夕まずめになると、急にバタバターっと入れ食いすることがよくある。実績があるポイントは要チェックだ。
今回の釣行は、泉南の小島漁港へ行った。
ここの港内は足場がよい釣り場で、漁船や遊漁船がいっぱいだが、その船の間で小アジがよく釣れることで知られる。
1月も中旬なので、小アジはもう釣れないかもと思いながら、16時頃から港内と波止の様子を見に行ったが、港内のサビキ釣りでは小アジが釣れていなかった。
シラサエビのエサでは、小型メバルが数尾釣れていたぐらい。沖に面した波止の内外では、何も釣れていなかった。
駐車場の係の人に聞いても、最近の釣況はよくないようだが、正月に料金小屋の対岸付近で小アジ釣りをしていた人はいた(釣果は不明)と言う。17時のチャイムが鳴った頃、そこへ行ってみた。港内は街灯がたくさんあるので、明るく、水がキレイなので、浅い水際は底まで見える。
12月頃までは竿下付近で小アジがよく釣れたが、今はもう近場では釣れないだろうと、リール竿で15~20m前方を狙うことにした。
仕かけは天ビンプラカゴ(自作)5号、自作棒ウキ5号(先端に発光体)、ハリスは1号を60~70cm。針は金袖8号。マキエはアミエビ。サシエはオキアミSサイズ。
水深はあまりないので、タナは2ヒロにして、15~20m前方へ投入した。仕かけが馴染むと、竿をアオってカゴからマキエを振り出す。
3投目にウキがスーッと入るアタリがきた。ゆっくり合わせると、その手応えは、やはり小アジであった。15cmあるなしだが、唐揚げや二杯酢、南蛮漬けにして美味しく食べられるサイズだ。
小アジ釣りに5号ウキとプラカゴという比重と抵抗がある仕かけだが、スマートな棒ウキなので、アタリがでやすい。
この仕かけで10数尾釣れたので、これならノベ竿のウキ釣りでも釣れそうだと、仕かけを変更した。
渓流竿5.3mで、道糸1.5号、ハリス1号40cm、針は金袖8号。3Bの電気ウキに、オモリは3Bと調整用にG6を付ける。
マキエのアミエビは、杓を使って投入する。アミエビを上撒きしているので、タナは浅くなるだろうと、ウキから針まで1.5ヒロでやってみた。
マキエをしながら5分も釣っていると、ウキがススーッと入る。竿をサッと立てて合わせると、心地よい小アジの引きが竿から手に伝わった。
小アジは、なかなか引きが強く、渓流竿で釣っていると釣趣満点。しかも、入れ食いだから言うことない。
ほかのポイントはどうかと、港内奥の両サイドの実績ポイントを探ってみたが、小アジは全く釣れなかった。あちこち探って1カ所だけ、小アジ1尾と小型メバル5尾釣れたポイントがあった。
21時に納竿したが、釣った小アジは44尾。型は14~16cmだった。冬の夜に、これだけ釣れれば上出来ではなかろうか。
アクセス