アルファタックル渾身のマルイカロッド、「アルファソニックマルイカGZ」は現行マルイカロッドの中でフラッグシップといえるモデル。
3機種の展開で、160UL、167XUL/RIGHT、167XUL/LEFTがラインナップされるが、167XULのRIGHTとLEFTはスパイラルガイドの巻き方向が左右異なる仕様で、大枠で考えると160ULと167XUL(RIGHTおよびLEFT)の2つのコンセプト機があると考えてよい。
まずは全機種のスペック。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
錘負荷 (号) |
アクション | カーボン (%) |
グラス (%) |
メーカー希望 小売価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
160UL | 1.60 | 2(T) | 125.5 | 92 | 0.9 | 10.7 | 30-60 | 8:2 | 70 | 30 | 33,000 |
167XUL / RIGHT | 1.67 | 2(T) | 127.5 | 95 | 0.7 | 10.8 | 30-60 | – | 70 | 30 | 34,000 |
167XUL / LEFT | 1.67 | 2(T) | 127.5 | 95 | 0.7 | 10.8 | 30-60 | – | 70 | 30 | 34,000 |
共通するパーツマテリアルとして、ガイドは穂先部分にチタンフレーム・トルザイトリングガイドを、穂持ちからバットまでは糸絡みを軽減するKT+KW SiCガイドとなっています。
またリールシートはオリジナルのCS45-T。手にフィットするスモールトリガーのリールシート。
では、その特徴はというと…。
160UL
160ULに関してはバーサタイルモデルといえる。ただし、現代マルイカで必要とされるアプローチをハイレベルで一手にこなすスーパーオールラウンダーといった位置づけ。
定番のゼロテン釣法から、浮き群れがあった時の宙の釣りまでこなす。そしてこれが超オールラウンダーであるけれど、決してエキスパートモデルではないというか、誰が使っても操作性・感度を得られる仕様になっているのが優れた点。
160ULのみならず167XULも同様だが、穂先にはグラスソリッドを採用。グラスソリッドはマルイカからのわずかなバイトを視覚で捉えやすく、目感度にも実は優れる素材。
ただし、若干の重さはやはりあって、だから穂先部に軽量で感度の高いトルザイトリングガイドを採用し、先重りを軽減させる。
レングスも1.6mと長過ぎず短過ぎずで、まさに誰が使ってもハイレベルなパフォーマンスを発揮する機種といえます。
167XUL RIGHT/LEFT
167XUL(RIGHT/LEFT)は、さらにゼロテン&タタキに特化した機種。
先にも述べた通り、スパイラルガイドセッティングとなっています。
そのスパイラルガイド、ガイドを下方向に向けることで糸絡みを防ぐ、スムーズな糸落ちをうながす、ブランクスのブレを抑制するなどのメリットがあります。
しかしながら当然利き手というものは存在し、スパイラルガイドを左右巻きどちらもリリースするのはものすごくありがたい。
こちらも穂先にはグラスソリッド穂先を採用。メリットとしては160ULで述べた通り。わずかなアタリへの表現力に優れているが、この穂先部分は長め。特にゼロテン特化機種ということで、アタリの視える化は釣果に直結。安定したゼロテン状態を作りだしやすい仕様。
穂先はホワイト&イエロースレッドからピンク&イエロースレッドへとカラーが変わるが、このホワイト部分は曲がらず、ピンク部分から曲がり始めると、それがゼロテンの理想的な状態。
また特化機種でありながら、万人が使いやすいスパイラルガイド設定となっているのも特長。メインブランクスのガイドは135度まで傾斜するが、そこから先の継ぎの部分を自在に角度調整できることになる。
これは、リールを真上に構えるのであれば、もう45度傾斜させれば180度。つまり真上に構えたリールに対してガイドが真下を向く。
一方で、タタキやすさや穂先に対する見やすさなどを重視し、リールを斜めに構える方もいると思う。そうした場合でも角度調整できるので、あらゆるパーミングでもティップガイドは必ず下向くようにできるのです。
このあたりについては前回記事もチェックしていただければ幸いです。
東京湾の超テクニカルで釣った感溢れるマルイカ。深場マルイカから少しずつ浅くなり、さらに楽しめる時期ももう間もなく?
最先端マルイカロッド「アルファソニックマルイカGZ」、ぜひチェックしてみてください!
アルファタックル公式「アルファソニックマルイカGZ」詳細ページはこちら
