
竹村勝則 プロフィール
和歌山・雑賀崎漁港
田ノ浦漁港と番所ノ鼻の間にあるのが、雑賀崎漁港で、和歌山南港から雑賀崎漁港方面へ進み、雑賀崎トンネルを抜けて、突き当りを右折。道なりに雑賀崎漁港を左に見ながら奥へ進むと、左側にトイレがあり、その先の左側に駐車料金小屋あり、その奥が広い釣り場。

駐車場の入口
駐車場前の岸壁とその右手に波止が続いている。
外側が3mほど高くなっていて、今は立ち入れない。波止の先端周りは1段高くなっているが、階段があるので登り降りができる。
岸壁と波止の内側、港内の足場のよい場所でアジが釣れているので、女性、子供でも釣りが楽しめる。
水温が低く魚が釣れていない中でも大盛況している釣り場へ
例年2月3月の波止釣りは、低水温とまだ北西の季節風が吹いて釣り辛く、魚はなかなか釣れてくれない。そのような時期なのに、釣り人がいっぱいの釣り場があった。
そこは、和歌山市の雑賀崎漁港。北西風には風裏になる絶好の釣り場。おまけに駐車場の目の前が釣り場なので、言うことなし。
先日、中潮の夕方、16時頃に道の突き当たり(駐車場になっている)の漁港の岸壁と波止には、この寒い中、釣り人がいっぱいいて、ほぼ全員がサビキ釣りでアジを釣っていた。
車が横付けできる岸壁では、常連さんが20~30m投げて、ウキサビキで小アジを20~30尾釣っていた。波止(後方が3mほどの高場)内側では、常連さんが、6mぐらいのノベ竿で、竿下をサビキ釣りしていた。
港内は水深があるのと、今はタナが深いので、長竿がよいようで、見ていると、竿先がプルプルッと震えて小アジが1尾上がってきた。
波止先端の高場では、内向きでウキサビキ釣りの人が、小アジに良型のイワシまじりで釣っていた。
水温が低い時期なので、魚の食いが渋いから、ズラズラーッと鈴なりに上がってくることはないようだったが、1尾か2尾は釣れている。
ここは波止に囲まれた入り江状で水深もあることから、小アジが居付いているようで、今になっても釣れ続いている。
駐車場に入ってすぐ左の岸壁の右角近くの人が帰って釣座が空いたので、そこで釣ることにする。
仕かけは、竿は2号の4.5m、スピニングリールに道糸は2号、ウキは自作(上部に電気ウキ)の5号、プラカゴ(中に5号オモリ)天ビンに、ハリスは1号を矢引き、針はメバル針8号。
カゴに入れるマキエはアミエビ、サシエはオキアミのSサイズ。
水深を測ると、竿2本ほど前で6ヒロほどある。
良型アジは底の方にいると思って、底から50~60cm上のタナで釣り始める。
1投目はモゾモゾアタリでエサを半分取られた。2投目はウキが入ったが、針には掛からず、素針を引く。
3投目。ウキがモゾモゾの後、スーッと入る。今度はバッチリと針掛かり。上がってきたのは、18cmほどのアジ。
その後、イマイチ明確なアタリがないので、タナが合っていないのかもと、1ヒロほど上げてみた。これが正解で、ウキが気持ちよく、スーッと入るようになった。自作のこのウキは発泡の直径13mm、長さ30cm(下部にオモリ)の棒ウキなので、アタリがよく分かる。
サビキ釣りと違って、1本針なので、釣れるのは当然1尾ずつだが、ウキがスーッと入るアタリを見て合わせ、アジの引きを楽しみながら釣るのは楽しいものだ。
18時頃には暗くなったので、ウキ頭部に乾電池を入れると、ひと際ウキがよく見え、アタリがくるとウキがスーッと見えなくなる。
早アワセより遅アワセの方が針掛かり率がよいので、おもむろに竿を立てると、グーッと重くなり、アジの引きが伝わってくる。
19時頃までは順調に釣れたが、その後、正面からの風が強くなったのと同時に、アタリがパタッと止まった。時合が終わったようなので、19時半頃に納竿。アジを数えると、21尾(型は16~19cm)だった。
左横で釣っていたビギナーの人は、「こんなにアジを釣ったのは初めてです」と、喜んでいた。
今時、小アジがよく釣れているのは、おそらくここだけではなかろうか。
アクセス
田ノ浦漁港と番所ノ鼻の間にあるのが、雑賀崎漁港で、和歌山南港から雑賀崎漁港方面へ進み、雑賀崎トンネルを抜けて、突き当りを右折。道なりに雑賀崎漁港を左に見ながら奥へ進むと、左側にトイレがあり、その先の左側に駐車料金小屋あり、その奥が広い釣り場。