デカいマダイを釣りたい! 釣り人なら誰もが1度はそう思うはず。
そんな、釣り人の願いを叶えてくれるのが和歌山・串本のカセ釣り。
・カセ釣りとは
カセとは小船のことで、小船をアンカーや、養殖イカダなどに固定して釣りが楽しむことができる。串本のカセはさまざまな釣り物が狙えるのが魅力
今期も乗っ込みが始まり、各所で大型マダイが釣れている。
そこで、この日はフィッシング章丸へと乗船した。
ポイントは串本湾内の「ゴンゲン前」
ポイントは大島港からおよそ10分ほどのゴンゲン前だ。
ここはマダイのほか、ノマセ釣りでヒラメも狙えるフィッシング章丸のとっておきポイント。
そのほか、オオハシ前も乗っ込みマダイの好ポイントだ。
この日は常連2人の釣行にお邪魔させていただくことに。
カセに乗船すると準備をして釣りを開始する。
完全フカセ釣りでアプローチ
マダイ狙いの釣り方は天ビンズボ釣りや完全フカセ釣りだ。
小山船長に「どちらの釣り方の方がよいのですか?」と聞く。
すると、船長は「この時期は完全フカセです。条件さえ揃えば、完全フカセ釣りに勝る釣りはありませんよ」と教えてくれた。
準備するとさっそく、釣り始める。しかし、しばらくするもエサが全く取られない。
アジなど、何かしらはいそうな雰囲気だが、静かな時間が過ぎていった。
昼頃、船長が見回りに来て「状況はどうですか」と聞く。
苦笑いで「まだゼロです」と話すと、「時合は一瞬です。どこかのタイミングでパッと食うので、根気よく粘ってみてください」と激をいただいた。
そこから納竿の16時まで粘ったが、この日は無念の納竿となった。
悔しい気持ちもあるが、リベンジを心に決めての納竿となった。
別船には80cm越の大型マダイが登場!
帰港すると、ほかのカセに乗っていた釣り人が大型マダイを釣り上げたと言っているので、クーラーを見てみると、特大級のマダイの姿が。
計測してみると80cmのドでかいマダイだった。
ほかにも、50cm級のマダイやヒラメを釣り上げた人もいた。
串本の湾内のマダイの魚影は濃いと聞いてはいたが、まさかこれほどの大物が登場するとは…。
恐るべし串本のカセ釣り。
海の上にプカプカと浮いているカセで、日常を忘れてゆったりと釣りを楽しむ。
それだけで、今日も生きていてよかったなと思わしてくれるこのカセ釣りには魅力がいっぱいだ。
