【常識が覆ったエギ】50m以上飛ぶのに“じっくり見せられる”「セフィア クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号」
そろそろ春の大イカシーズン。
皆さんご存知の通り、春の大型アオリは産卵を意識して、効率よくエサが捕食できるウィードがあるシャローエリアに寄ってきます。
ウィードがあるシャローエリア。しかもそのフィールドが遠浅の、広大なシャローだったら。エギに必要なのは、飛距離とスローフォール。
その2つの要素は、両立することが難しい。というか不可能に近いハズなのですが、シマノから新たに発売されたエギが実現してしまったのです…。
セフィア クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号

出典:シマノ
タイプ | 全長(mm) | サイズ(号) | 重量(g) | 飛距離(m) | 沈降速度(参考値)(秒/m) | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
シンキング | 106 | 3.5 | 17 | 52 | 7.4 | 1,470円(税別) |
シマノ公式「セフィア クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号」詳細ページはこちら
初のジェットブースト搭載で50m以上の飛距離を叩き出す
エギには初の搭載となった、重心移行機構「ジェットブースト」。この機構が搭載されたことで、平均飛距離は約52mと、驚異の数字を叩き出しています。
機構の仕組みとしては、キャスト時にはウエイトが後方に下がり、その後はシャフトとバネが元の位置にウエイトを戻しながら飛ぶので、飛行姿勢や、水中姿勢には影響することなく、よく飛ぶ。とのことです。
また、ジェットブーストのおかげで自重を軽くすることに成功し、沈下速度を抑え、春の大型イカや、スレイカにもじっくりアピールできるようになったとか。
参考までに、従来製品の「クリンチシャロー3.5号」と飛距離や、沈下速度を比較してみました。
■平均飛距離
クリンチシャロー3.5号:44m
クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号:52m
■フォールスピード(沈下速度)
クリンチシャロー3.5号:約5.8秒/m
クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号:約7.4秒/m
■自重
クリンチシャロー3.5号:18g
クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号:17g
こうやって並べると、その差は歴然。よく飛び、スローにフォールする常識を覆したエギと言えますね。
アクション面も抜かりなし
フォールが遅いエギほどシンカーが軽く、シャクっても頭を上げるだけでダートしにくいものが多いですよね。
しかし、「セフィア クリンチ ロングアピール ジェットブースト 3.5号」は、アクション面もレスポンスがよいとのこと。
このアクションについて、シマノのエギングマイスター湯川 マサタカ氏はこう語っています。
クリンチロングアピールはアクションレスポンスが良く、ノーマルタイプに引けをとらないくらい左右にダートしてイカが誘えます。
このダート性能が実現できたのは、実は重心移動のジェットブーストの搭載が大きく関係します。シャロータイプのエギは飛ばない。この弱点を克服するのがジェットブースト搭載の一番の目的ですが、重心移動ウェイトや外付けシンカーなどのバランスを何度も調整し直し、スローフォールで飛距離が出てしっかり動く、今までの常識ではあり得ないエギができました。
出典:シマノ
カラーラインナップ
カラーラインナップは全12色。もちろん、フラッシュブースト機構が搭載されているので、フォール中もアピール。
4月の末には本格的にシーズンインする春イカ。広大な藻場を攻略してみてはいかがでしょうか。
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