今年もいよいよ終わりを迎えた(?)船テンヤタチウオ。
次のタチウオは7月から始まるのか?
新型コロナウイルスの影響もあり、今後の予定は見通しは全く立っていませんが、来シーズンに向けた超個人的なテンヤタチウオの各メーカーのインプレをしていきたいと思います。
1回目は自身がメインで使うことが多い、ハヤブサのテンヤをインプレします。
タングステンテンヤなどのヒット商品が多数
大阪湾の船テンヤタチウオで人気な、「船太刀魚テンヤ速掛型 フッ素コーティングフック」、「船太刀魚テンヤTG フッ素コーティングフック」、「船太刀魚テンヤFA フッ素コーティングフック」などなど、ヒットアイテムが続々。
実際使っている人も多いんじゃないでしょうか。
カラーも、ブルー夜光を採用したホバリングスクイッド、全面ケイムラ加工のバーストシュリンプなど、ハヤブサの特徴的なカラーも超いいですよ。

イカをイミテートしたブルー夜光のホバリングスクイッド

全面ケイムラ加工で、エビなどの甲殻類がベイトの時に反応がよいバーストシュリンプ
ブルー夜光は、通常のグローが効かない場面でもアタリが出やすく、バーストシュリンプは、冬の低活性時なんかに強いイメージですね。
今回は自分で使ったことのある「船太刀魚テンヤ速掛型 フッ素コーティングフック」、「船太刀魚テンヤTG フッ素コーティングフック」、「船太刀魚テンヤFA フッ素コーティングフック」の3種類に関してインプレしたいと思います。
速掛型は掛けの釣りに向いたスタンダードなテンヤ
まずは速掛型。
このモデルは積極的に誘い、積極的に掛ける能動的な釣りをする人に向いたモデルです。
ヘッドは水切りしやすい形状で、針はフッ素コーティングされており、刺さりが抜群な上に錆びにくいです。
実際、使ってみると釣行後に水洗いさえきっちりしておけば錆びず、繰り返しかなりの回数使えます。
バーブは速掛モデル登場以前のものよりバーブが小さく、より掛けやすい設計になっています。
イワシエサを付けた状態で、水中で姿勢が水平になるような設計がされており、魚が違和感なくアタッてくるようになっています。
タングステンモデルはフォールスピードが魅力
次に紹介するのはタングステンモデル。
何と言っても、その魅力はフォールスピード。
水深80mで潮流1ノットほどの条件で、約10秒ほど着底までの時間がかわってくる。
誘い上げやエサ交換のための回収が多いタチウオテンヤの釣りにおいて、フォールスピードの差は大きなメリットになります。
また、速掛型と比べると、ヘッドとフックのサイズが小さいので、小型のタチウオや食い渋りの状況にも対応しています。
個人的には、これしかアタらない時っていうのがあるので、すごく重宝しています。
また、水切れがいいのでフォールだけでなく、誘い上げも重さを感じにくいような気もします。
価格はやはり鉛モデルと比べて高価にはなりますが、値段だけの価値はあるテンヤだと思います。
FA(フリーアングル)は角度を調整できて、いろんな状況に対応できる
2019年に発売した新作テンヤがFA型。
フックのサイズはタングステンモデルと同じで、小型の食い渋りにも対応しています。
特徴的なのは、テンヤのヘッドの下部に取り付けられたアイ。
これがあると、テンヤのワイヤーのエサの巻き終わりをここで止められるので、エサ巻きがやりやすいんですね。
これはタングステンモデル、速掛型にはない特徴ですね。
ハヤブサのテンヤにこのアイがなかったのは、テンヤの向きを間違えて付けてしまうということがあったからだそうで、小型のアイを付けることで付け間違いを防いでいるんですよ。
そして、名前の由来にもなっているフリーアングルも見ていきましょう。
赤く印が付けられたところで、水平姿勢になるように設定しています。
前のアイに付けるほど水中姿勢が尻下がりに、後ろのアイに付けると尻上がりになるようになっています。

前のアイに付けると、尻下がりでより乗せ調子にできる

後ろのアイに付けると、やや尻上がりになる
基本的には赤の位置を基準に、乗せの釣りがしたい時は尻下がりになるように前のアイに、より掛けに行きたい時などは後ろのアイに付けるといいですよ。
3種とも特徴があってオススメ、最近のお気に入りはFA型
以上がハヤブサから出ている中で、自分で使ったことがあるテンヤです。
去年はFA型をパイロットに、状況によってTGを使うということが多かったですよ。
カラーはパイロットにホバリングスクイッドを使い、活性が高ければ妖艶グロー、渋ければバーストシュリンプを使うことが多かったです。
参考にしてみて下さいね!