久美浜湾(京都府)のチヌ釣りは波静かな湾内にカキ養殖筏がたくさん浮かび、そこにカセが掛けてあるので、チヌの魚影の濃さは折り紙付き。
秋は数釣り、春は型で30~40cm級主体に年なしも期待できるチヌカカリ釣り場だ。
解禁期間は4月1日から7月10日までと8月20日から11月30日まで
久美浜湾のチヌ釣りは、春は4月1日から7月10日まで。秋は8月20日から11月末までが釣期。
湾内は静かでチヌ釣りに適した状況だ。
春はまず、居付きのチヌから釣れ始め、5月の連休明け頃に乗っ込みチヌが本格的になるのが、例年のパターンだ。
落とし込みで好釣果!
久美浜湾はカキ養殖筏にカセを掛けてあるから、食べ慣れている!?カキは好物のハズ。
そのカキが今年は豊漁で、たくさんあるから使いやすい。

カキエサは久美浜湾の定番
釣り方は人により違うが、1つの手順は以下の通り。
①カキをペンチなどで挟んで割って、竿下に4、5個分をパラパラと撒いておく。
②半貝にしたカキを針に刺して、カキ殻と身の重さで、そっと落とし込んでいく(オモリはなし)。
③チヌのアタリは、カキの着底前後にでることが多い。
④仕かけは張らず、緩めずで落とし込み、アタリがなければ1、2分待ってから、そーっと1mほど持ち上げては、またそーっと落とし込む。1、2回してもアタリがない時は、エサ切りして仕かけを上げる。
⑤カキエサのアタリは案外、小さい時が多い。カキの身は軟らかいので、その小アタリを見逃すと、エサだけ取られるので要注意。
⑥毎回、先にカキ殻(身付きも含む)をパラパラ撒いてから、仕かけを入れるのがキモのひとつ。
⑦エサ取りがいなければ、カキのムキ身でもよいが、カキは軟らかいのでエサ取りがくると、すぐに取られてしまう。エサ取りが多くなれば、ダンゴ釣りに切りかえる目安。
以上がカキエサの釣り方の1例。
ダンゴ釣りでは匂いと濁りで集魚を高める
ダンゴ釣りのエサの一例を紹介。
マルキユーのパワーダンゴチヌをベースに、大チヌスペシャルハイパーと濁りオカラにチヌスパイスをまぜ、匂いと濁りで集魚効果を出し、さらにダンゴのアンコにニュー活さなぎミンチ激荒と生オキアミを数匹入れて、集魚効果を高める。
チヌカカリ釣りは、まずマキエで魚を寄せること。そして、食い気を出させて釣り上げる。
春のサシエは、まずボケとオキアミは欠かせない。エサ取りが出だせば、カメジャコ、サナギ、アケミ貝も使う。
ダンゴ釣りは、まず竿下を主に、アタリがなければダンゴは竿下に入れて、周囲にいるであろうチヌをチョイ投げで扇状に探っていくのもよい。