大阪湾の船タチウオが最盛期を迎えている。そこで、11月のつりそく船釣りクラブの釣行会は、ハイシーズンの船タチウオをターゲットに開催。
兵庫・明石の海蓮丸で船をチャーターし、24人が参加した。
5時過ぎに出船した海蓮丸は、シーズン初期から好調な神戸沖へと船を走らせた。神戸沖までは、およそ40分ほどの航程で、当日は波気は少しあるが、快晴で釣り日和となった。
ポイントへと到着すると、鍵本巌船長からスタートの合図。水深70mから始めることに。
開始直後から、コツン、コツンとタチウオのアタリがでる。しかし、2枚潮がきつく、ヒットになる前にオマツリすることも多々。
そんな中、船中1尾目のタチウオを上げたのは、今年からつりそく船釣りクラブへ入会した、壺井さん。
このタチウオを皮切りに、次々とタチウオが上がりだす。
アベレージサイズは、幅指2~3本と小型ながら、時には4本程度の型もまじって釣れていた。
ポツポツとタチウオは上がり出しているが、アタリの割には、それほどタチウオが掛からない。
そこで、船長に聞いてみると、「2枚潮がきつい時は、道糸がたわんで糸フケが出ているから、アワセがテンヤまで届かない」とのことらしい。
確かに、アタリがでていても掛けられていないことが多い。乗せの釣りをしている人の方が、釣果を伸ばしている印象だった。
「今日は釣り辛くて、型も全体的に小さいかな」と、思っていると、右舷のミヨシから3番目に釣座を構えていた山岡氏の竿が曲がり込む。
明らかに今までとは違う強烈な引きに、大型の期待をしてしまう。何度かドラグが滑り、道糸が引き出されながら、上がってきたのは、幅指6本の大型タチウオ。
圧巻のサイズに船内で歓声が上がり、山岡氏にも笑みこぼれる。聞くと、スローな誘いで、底付近でアタリがあり、そこから数㍍追ってきてヒットに持ち込めたそうだ。
この後も2枚潮は続き、オマツリもひどかったが、ポツリポツリとタチウオは上がり、13時頃に納竿となった。
この日は、爆釣とまではいかないものの、船中ボーズなしで、土産は確保することができた。
タチウオのハイシーズンは、まだしばらく続く。年内いっぱいは、潮など海況がよければ、型、数ともに狙うことができる。
タチウオは、どんな料理にしても、美味しくいただける。スダチなどの柑橘類があれば、塩焼きや刺し身に掛けたら、それは、もう最高の食味で至福の時を味わえる。
今が旬のタチウオ。皆さんも釣りに行ってみてはいかがだろうか?
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