船頭直伝のタイラバ術Vol.1鳴門海峡周辺

各地で強い人気を誇るタイラバ。

細い糸でマダイとやり取りするスリリングさや、巻くだけでOKと手軽さ、セッティングの組み合わせの奥深さなどが人気の秘訣。

各エリアにはそれぞれのエリアに合ったロッド、セッティング、釣り方が存在する。

そこで、今回各エリアの船頭にタイラバのキモとなるポイントを紹介してもらったので紹介いたします。

第1回は徳島・鳴門亀浦のつるぎの西上船長に紹介していただいたポイントを紹介。

潮が速くテクニカルな釣りを楽しむことができるエリア

鳴門エリアの最大の特徴は潮が速いポイントが多いこと。

また水深も10~100mオーバーとシャローからディープまでさまざまなので水深に合わせた釣り方をしないといけないのでかなりテクニカルな釣りを展開する必要がある。

テクニカルながら海況よければサイズを選ばなければ20尾ほど釣る人もいる好漁場だ。

ロッドは軟調な乗せ調子の2m前後のロッドがオススメ

ロッドは、軟らかめの2m前後のタイラバロッドが扱いやすく、食い込みもよいのでオススメ。

リールは、PE0.8~1号を200m以上巻けるベイトリールを使用する。

ドラグ性能のしっかりとしたものがオススメで、リーダーは、フロロ3号を3m取っておく。

タイラバのセッティングは細身のネクタイのみがオススメ

ヘッドの重さは60~100gが中心。ディープエリアであれば120gなども使用する。

素材はTGの方が着底感度などの面から有利

セッティングは細身のネクタイのみを付けるのがオススメ。

カラーは好みで◎。

基本的にはこのセッティングがオススメだが、荒食いの始まる6月頃からは型狙いで、トレーラーを付けてみるのもよいそうだ。

型狙いだとトレーラーを付けると方がよい理由はネクタイのみのスリムなシルエットでは先に小型のマダイが反応してきてしまうためだ。

ベースは1秒1回転深場ほどゆっくり巻くのがポイント

巻き速度は水深によってかなりかわるそうだが、巻き速度は1秒1回転ほどをベースに、水深が深いほど遅めの巻き速度に反応がよいことが多い。

巻き幅は反応のあるタナから最低10m以上は巻くようにしよう。

これはマダイが興味を示していても食わないケースがあるため食わせるための追い代を残しておくためだ。

ハイシーズンはまさに今。6月7月が面白い!

数釣りを狙うのならば6、7月の産卵後の荒食いの時期が面白い。

サイズを選ばなければ、よい人20尾前後も狙える。サイズは最大80cm級も狙えるぞ。

先週も柿本さんというタイラバ初心者のアングラーが73cmの大ダイを釣り上げていたぞ。

今がまさに盛期の鳴門海峡のタイラバ。

大ダイの夢を見ながら釣行するのも面白いだろう。

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