海辺で見かける必ずといっていいほど見かける「フナムシ」。
その姿かたちから「海のゴキブリ」なんて不名誉な呼び名でも知られています。
フナムシの場合、集団で生息していることもあり、岩場などではおびただしい数で群がるため、虫恐怖症の方にとっては天敵ともいえる存在です。
とはいえ、別段、釣り人に害をなすわけでもないため、割とスルーされています。
今回はそんな「フナムシ」にフォーカスを当てた内容でお届け!
釣りエサとしての活用法やフナムシで釣れる魚などを紹介していきます!
フナムシに触ると刺される説!フナムシの危険性について
フナムシは本当に無害なのか?
そのむかし子供のころ、筆者はフナムシに触ると刺されるなどの話を聞いたことがあり、それ以来極力触らないように生きてきました。
実際のところ、ハリなど刺す器官などはフナムシに備わっているのでしょうか?
結論から言うと、刺すようなトゲの器官はありません。
ただ、触ると噛まれる危険性はあるので注意が必要です。
もちろん、毒などもなく、出血するようなこともほぼないので、そこまで気にすることではありません。
ちなみにフナムシと虫のように扱われていますが、実際は甲殻類のワラジムシ目フナムシ科に属する節足動物なのでエビやカニ、ヤドカリに近い種類となります。
フナムシは釣りエサになるのか?
そして気になるフナムシの釣りエサとしての活用法。
フナムシで釣れる魚はどんなものがいるのか?
非常に気になるところ…。
結論、フナムシは釣りエサになります!
魚もクロダイやメジナ、イシダイ、カサゴ、キジハタ、アイナメ、ベラ、コブダイなど様々な魚種が狙えるとのこと。
前述しましたが、フナムシは甲殻類に属するため、エビやカニを食するような魚が食いついてくるようです。
主に落し込み釣りや穴釣りなどで使用されることが多く、チョン掛けや通し刺しがオススメです!
フナムシを砕いたりつぶしたりすることで撒きエサにもなるとのこと。
思いのほか万能のようですね。
実際、フカセ釣りなどでも使用されるようで、オキアミと違い食い込みがよくないため少し待ってからあわせるのだとか。
しかし、フナムシは海辺のいたるところにたくさん生息しているので、ある意味手ごろに現地調達ができるエサなのかもしれません。
ちなみに、フナムシはあくまで魚釣り用のエサになるだけであって、人間の食用には不向きなのでくれぐれも食さないことをオススメします…。
フナムシを捕まえるには道具がマスト!
カニやヤドカリと違い、フナムシを素手で捕まえるのは非常に困難!
逃げるスピードは非常に早く、アミなどの道具が必要です。
オススメはアミを2本使った採取方法!
100円ショップなどで売っている小さなものでも2本使えば簡単に捕まえることができます!
フナムシを使って釣りをしたい方はぜひチャレンジしてみてください!