超高級魚「シマアジ」を狙う

筆者が好きな釣りのひとつが、船の「シマアジ」。引きが強くてやり取りが楽しい上に、とにかく美味しい。

今期も順調に釣れており、よい感じ。そこで、今年もシマアジ釣りにチャレンジすることに。

11月上旬、見老津漁港の天昇丸に乗船した筆者。

半夜便で狙うため、16時半頃に港を出船。

船長がアンカーを打つと、フィッシングスタート。

釣り方はオキアミをエサにした天ビンズボ釣り。

船長から「この釣りは、シマアジが回遊してきた瞬間の時合を、いかにものにするかが大切」と、アドバイスをいただく。

釣り始めた時はエサも取られない状態だったが、その時は、いきなりきた。

日が沈んで、少し薄暗くなってきた瞬間、竿がズドン、ズドンと舞い込む。シマアジは口切れしやすい魚だ。そのため、シマアジが掛かれば、キャッチ率が上がるように、隣と後ろの釣り人は竿を上げないといけない。

シマアジが次々と船に上がり、喜びの声が聞こえる。

気付けば、全員がキャッチ。

しかし、筆者だけがまだ釣れていない。船長からも、「後は君だけやで、頑張りや」と激と一緒に、釣り方のアドバイスを受けた。

時合が終わりかけ、まさか…と、少し涙目になっていた時、筆者の竿が舞い込んだ。楽しさよりも感動で手が震える筆者。バレないかと、ヒヤヒヤしていたが、無事にタモ入れに成功。良型のシマアジを釣り上げることができた。

シマアジは寝かせていただいたが、その食味は抜群。

今年も有難いことに、天然物のシマアジを味わうことができた。

シーズンは終盤だが、まだまだ釣れており、期待は十分。美味しいシマアジを釣りにぜひ、出掛けてもらいたい。