冬のテンヤタチウオシーズン到来！　大阪・泉佐野の上丸で毎年開催される「タチウオ女子会」が11月30日に行われました。これはタチウオを愛する女子たちが、とにかくテンヤタチウオ釣りを楽しめる、上丸恒例のイベント。当日はナイスサイズのラッシュもあり、冬のタチウオ祭を満喫してきました！

師走に入り、一気に本格的な冬が到来。寒い日が続きますが、それでもアツいのが、大阪湾・テンヤタチウオ。夏場からずっと好調が続いているタチウオですが、水温が下がる冬シーズンは、脂の乗った良型が狙えるチャンスなんです。そんな冬の時期に、毎年開催されているのが、泉佐野の上丸で行われる「タチウオ女子会」。

今年で７回目を迎える、女子限定のイベントで、今がベストシーズンのテンヤタチウオを楽しむイベント。船長もこの日は女性で、村上船長の双子の利子さんが舵を握ってくれました。

今年のタチウオ女子会は11月30日。参加者は22人（記者含む）。６時過ぎに泉佐野を出船し、約１時間後に洲本沖のポイントへ到着。ただ、この日は高波と風で、あいにくのシケ模様。気温も上がらず、コンディション的には結構辛い日となってしまいましたが、そんなことをモノともしないのが、女子会メンバー。

大阪湾タチウオKINGバトルのファイナリスト・金森聡氏の奥様であり、自身も2022年から参戦し、２年連続でセミファイナルに進出している、金森麻希子さんは右舷ミヨシ。序盤からハイペースでタチウオを上げて、全員でタナを共有。水深80ｍ前後で、当たりダナは40ー50ｍでした。

この日のヒットパターン的には、当日は濁りが入っていたため、グローカラー系のテンヤがよく、誘いに関しては、細かいジャークを入れるよりも、スローなストップ＆ゴーやタダ巻きなどがよかった傾向。アタリがあったら即掛けするのではなく、ゆっくり巻き上げてきて、引き込むアタリに変化した時にフッキング。アタリを見極めるのが難しいところですが、あくまでゆっくりと、１尾１尾を大切に掛けていくのが、当日はよかった感じです。

さて、高波と風で釣り辛い中ではありましたが、全員、タチウオからのシグナルに集中。船中では誰かの竿が曲がっている状況でした。そして迎えた後半。コンスタントンに釣れだして、記者も写真撮影に大忙し状態に。しかも、待望の良型が上がったと思ったら、ラッシュに突入！

ドラゴンとまでは、いかなかったものの、メーターオーバーの満足サイズがまとまって釣れて、納竿の時刻を迎えました。

帰港後は、参加者全員で記念撮影。利子船長と、数年ぶりに参加した可児子さんとの撮影会をして、「また来年会おうね！」と、解散となりました。タチウオ女子会は、来年も開催予定です。

当日はタフコンディションということもあり、少しテクニカルな展開ではありましたが、それもまた、テンヤタチウオの面白い所。良型まじりで、お土産は十分な、冬のテンヤタチウオを楽しんでみてはいかがでしょうか。