高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール
2023年12月10日に開催された、大阪湾タチウオKINGバトル決勝戦で、関東組から見事表彰台に登った、一之瀬遥斗氏。
東京湾でも屈指の老舗船宿、神奈川・金沢八景の一之瀬丸の跡取りであり、幼少期から沖釣りを嗜む、サラブレッド。
そして、「バイブレーション釣法」の生みの親でもあり、テンヤ専門船をいち早く取り入れた、東京湾テンヤタチウオの立役者の1人でもあります。
そんな彼とは、以前から交流があり、一緒に釣りや、飲んだりもする仲。そこで、多く語られてこなかった、その攻略術をインタビューしてきました!
洲本沖100m前後で、プラでは適度にアタったけれど、当日は朝から激渋状態。 前半は左舷の胴の間で、キーパーは5尾中0尾。後半はアタリが増え、サイズも出始めたので、左舷ミヨシ2番で、20尾弱中、4尾のキーパーを釣りました。
最初、ロッドはMHタイプから始めたけど、激渋状態でアタリが小さく、追いが悪かったので、すぐにMLタイプに変更し、最後までMLで通しました。
テンヤは、全てタングステンタイプ。快適船タチウオテンヤSS40TGと、船太刀魚テンヤ TGフッ素コーティングフック。カラーは、自信を持って使えるイエローゼブラと、ホバリングスクイッドを使いました。
エサは、東京湾で使うような中羽くらいのマイワシを使用。軽締めアミノリキッドと、旨味パワーエビと、アミノ酸αで仕込みました。
エサ付けは、頭をカットして、針の軸は腹身をオーバーラップして隠しています。
タナのサーチは、手巻きでのバイブレーション釣法。アタリダナを見付けたら、エレキテルノンストップバイブレーション釣法で追わせました。
船長として、いつも魚探を見て反応の動き方を考えているので、探見丸に反応が出たら、そのタナに直接入れず、反応の上側からサーチするようにしています。
エレキテルノンストップバイブレーションで大きなアタリがでるまで、細かいアタリを無視し続けました。
エサも釣法も、プラで確信を持っていたので、1日を通して、この東京湾流の釣法を貫徹したのが勝因だと思います。
最後に、一之瀬遥斗氏から、関西の皆さんへメッセージ!
「東京湾に遊びにくる際は、ぜひ一之瀬丸をご利用ください! バイブレーション釣法を伝授します」。