【大阪湾タチウオKINGバトルを東京湾流で大健闘】一ノ瀬遥斗氏のファイナル攻略術

寄稿:高槻慧

高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール

小学生でバスフィッシングを始め、今では沖釣りにハマり、タチウオ、マルイカ、カワハギなど、東京湾を中心としたテクニカル系の釣り物を得意とするダイワフィールドスタッフ。「釣りは魚を釣ることじゃない、魚釣りを楽しむことだ」をモットーに釣りの楽しさを伝える若き名手。東京湾でのテンヤタチウオ釣りをけん引する名手の一人で、「ノンストップ・バイブレーション釣法」の開発者。2020大阪湾タチウオKINGバトルのセミファイナリスト・同2021のファイナリスト

2023年12月10日に開催された、大阪湾タチウオKINGバトル決勝戦で、関東組から見事表彰台に登った、一之瀬遥斗氏。

写真右側、第3位に輝いた一ノ瀬遥斗氏

東京湾でも屈指の老舗船宿、神奈川・金沢八景の一之瀬丸の跡取りであり、幼少期から沖釣りを嗜む、サラブレッド。

そして、「バイブレーション釣法」の生みの親でもあり、テンヤ専門船をいち早く取り入れた、東京湾テンヤタチウオの立役者の1人でもあります。

そんな彼とは、以前から交流があり、一緒に釣りや、飲んだりもする仲。そこで、多く語られてこなかった、その攻略術をインタビューしてきました!

当日の状況は?

洲本沖100m前後で、プラでは適度にアタったけれど、当日は朝から激渋状態。 前半は左舷の胴の間で、キーパーは5尾中0尾。後半はアタリが増え、サイズも出始めたので、左舷ミヨシ2番で、20尾弱中、4尾のキーパーを釣りました。

タックルは?

ロッドは、タチウオテンヤMS、リールはシーボーグ200J

最初、ロッドはMHタイプから始めたけど、激渋状態でアタリが小さく、追いが悪かったので、すぐにMLタイプに変更し、最後までMLで通しました。

テンヤとエサは?

テンヤは、全てタングステンタイプ。快適船タチウオテンヤSS40TGと、船太刀魚テンヤ TGフッ素コーティングフック。カラーは、自信を持って使えるイエローゼブラと、ホバリングスクイッドを使いました。

エサは、東京湾で使うような中羽くらいのマイワシを使用。軽締めアミノリキッドと、旨味パワーエビと、アミノ酸αで仕込みました。
エサ付けは、頭をカットして、針の軸は腹身をオーバーラップして隠しています。

釣り方は?

タナのサーチは、手巻きでのバイブレーション釣法。アタリダナを見付けたら、エレキテルノンストップバイブレーション釣法で追わせました。

船長として、いつも魚探を見て反応の動き方を考えているので、探見丸に反応が出たら、そのタナに直接入れず、反応の上側からサーチするようにしています。

キーパーを釣るコツは?

エレキテルノンストップバイブレーションで大きなアタリがでるまで、細かいアタリを無視し続けました。

エサも釣法も、プラで確信を持っていたので、1日を通して、この東京湾流の釣法を貫徹したのが勝因だと思います。

最後に、一之瀬遥斗氏から、関西の皆さんへメッセージ!

「東京湾に遊びにくる際は、ぜひ一之瀬丸をご利用ください! バイブレーション釣法を伝授します」。

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