2023年の年末。週刊釣場速報の合併号の編集が終了すれば、編集部は年に数回の連休へ突入。そんなタイミングに、「皆で船を仕立てて、お正月用の魚をゲットしよう!」と言うことで、三重・島勝浦の筏マルキさんの仕立船で、ノマセ釣りをメインに、後半はティップランを楽しもうと、12月27日に意気揚々と出掛けてきました!
参加メンバーは、釣場速報&つりそく編集部全員。2023年10月末頃にも同じく筏マルキさんの仕立船に乗船し、良型のオオモンハタをゲットしていた記者は、予習もバッチリ。
その時の様子の記事はコチラ
この釣りで1番大切なのは、ノマセ釣りのエサを確保すること。サビキ釣りでアジをゲットするのですが、このサビキ釣りが、実は簡単なようで難しいんです。

アジを狙う橋本氏
7時過ぎに出船し、港から出てすぐのアジ釣りのポイントへ。前に船長に聞いていた、オススメのサビキを入手して、釣り方も心得た記者を始め、メンバー全員がアジを次々とゲット。1人20尾以上確保したところで、ノマセ釣りのポイントへ移動。

アジをゲットした橋本氏

倉橋氏はさすがベテランの腕前でアジを爆釣

水深は30ー70mで、魚礁や瀬の起伏の多いポイントもありますが、都度、船長がアナウンスしてくれるので、安心です。

仕かけは市販のノマセ仕かけで、ハリス7号前後、針18号など。孫針はシングルがベター。オモリは60ー80号を用意

仕かけの親針は基本的に鼻掛け、孫針は背掛け、もしくはフリーで
釣り方は、底から2ー3m切った状態で待つのが基本ですが、アタリがなければ少し浮かせてみたり、誘ってみたり。メンバーそれぞれ、思い思いに攻めていきますが、ファーストヒットは、ノマセ釣り初挑戦の江見氏で、マトウダイをキャッチ。

ノマセ釣り初挑戦の江見氏が船中1尾目! 美味しいマトウダイをゲット!
その後、倉橋氏に大きなアタリがあったが、食い込まずで、残念。そのアタリ方から、「もしかしたらシオでは?」と言う船長の言葉を聞き逃さなかった記者。着底したらリールを2回転、を基本としていますが、少し浮かせて(5回転ぐらい)待っていると、待望のアタリが!

力強い引きに耐える記者
竿先が入るまで我慢して、ここぞのタイミングでフッキング。すると、走るし、引きが強い! 上がってきたのは、狙い通りにシオで、会心の一撃でした!

シオもこのサイズは初で、元気いっぱいのファイトも楽しみました!
その後、再び倉橋氏の竿にアタリが。なかなか上がってこない大物に、船中がザワつきましたが、その魚の正体は、ハガツオ! この魚、めっちゃ美味しいですよね~、大当たり!

倉橋氏がキャッチしたハガツオ。ファイトも強烈な、コンディション抜群の1尾。とっておきの魚ですが、全員におすそ分けしてくださり、その味を堪能。ビビるほど美味しかったです!
そこからは、記者の根魚狙いが炸裂し、アオハタとオオモンハタ、最後には60cmに迫る大きなワニゴチまで登場! もうお腹いっぱいです、ありがとうございます!

記者の人生初のアオハタ

トルクフルな引きで楽しませてくれるオオモンハタ。脂も乗って美味

船長曰く、こんな大きいワニゴチは初めてと。記念すべき魚、釣らせてもらいました
ノマセ釣り終了後は、当初の予定通り、ティップランでアオリイカを狙いましたが、こちらはお留守だったようで、次回に持ち越し、14時頃に納竿となりました。

帰港時。筏マルキさんが出船する島勝浦港を望む。この日は1日快晴で、気持ちよく釣りができました!
この釣りの魅力は、美味しい魚が釣れることと、エサとなるアジ釣りも楽しみの一部としてあること(ただし、アジは釣れなくなると、エサ屋での購入が必要になるので、船長に確認してくださいね)。そして、仕立船は仲間と気兼ねなく釣りができて、のんびりと楽しめることだと思います。

この日、完全に仲乗りをこなしてくれた、松井氏。アテンドもありがとうございました!
また、ノマセ釣りに関しては、基本的には根魚狙いではありますが、何がくるか分からない、ドキドキ感もイイですね。ぜひ、皆さんも仲間と一緒に、ノマセ釣りほか、旬の釣りを楽しんでくださいね!