全国各地へと広がりを見せる船テンヤタチウオ。
ファンも年々増加中で、例年続々とNEWアイテムが登場しています。
ダイワ2024最新タックルで実釣!
そこで今回は、2024シーズンのダイワ最新タックルと仕かけを携えて、ダイワスタッフの“きくりん”こと菊池雄一氏と、ダイワフィールドテスターの渡辺太吾氏、金森聡氏らとともに、大阪・泉佐野の上丸で洲本沖へと出船。
その性能を実釣で体感してきました。
朝イチから洲本沖でドラマが…
大阪湾・洲本沖に、最新のテンヤタチウオタックルを携えて、実釣に挑んだダイワのテンヤタチウオの3人の名手たち。
朝イチは、大阪湾のド定番とも言える「極鋭タチウオテンヤ」シリーズの最高峰「極鋭タチウオテンヤSP EX82―174」と、小型電動の「シーボーグ200J」。
そしてテンヤは、フックがスライドする、革命的な半遊動タチウオテンヤのミドルフック版「船タチウオテンヤSS AHミドルフック」で開始しました。
「(潮の状況と入ったポイント的に)朝イチは(ドラゴンの)チャンスやぞ!」と、上丸の村上船長から檄が飛びます。
小型が多い状況だったここ数日の大阪湾でしたが、ダイワスタッフのきくりんが、船長の檄に応えました。
誘いは珍しく⁉ 電動でのタダ巻き。しかも、ラインマーカーの上がってくるのを見ると、かなり速めです。何度か、底から狙いのタナ間を巻き上げている時、穂先にトンと小さなアタリがでました。
すると、そこからは電動巻きを止めて、いつもの手巻き。
アタればすぐにハンドルを巻く、深追い掛け釣法に移行します。
アタる、追わせるを数回繰り返し、やがてでた、強く押さえ込んだ本アタリを合わせた瞬間、きくりんの表情が、こわ張りました。
「デカい!」と言うと同時に、先調子の極鋭タチウオテンヤSP EX82―174が胴まで曲がり込みました。
途中の引き込みには、シーボーグ200JのJOGパワーレバーで巻き速度を調整。そして、トレードマークの「膝」を柔軟に曲げ込んで対応します。
まだ薄暗い水面に浮かんだのは、尾が太い部分から切れて、100cmほどしかなかったものの、その顔付きと幅広の厚みは、紛れもないドラゴン。
朝イチからのドラゴンの登場に、船上は沸きました。
D―トゥイッチ釣法の名手、渡辺太吾氏は「関東流の釣りが大阪湾でも通用するかを試したい」と、幅の小さな連続シャクリを5回ほど入れながらハンドルを半回転ほど。
その後、1~2秒の短いステイを入れる誘いで、止めた時のアタリや、誘い中の抜けるアタリを次々と掛けていきます。
時合が落ち着けば、シーボーグ200Jにかえて、ハイパードライブデザインを搭載した新型手巻きリール「アドミラA」を使用します。
電動リールに比べて、よりコンパクトで軽い仕様は、感度抜群。
穂先にでる目感度に加え、小さいアタリでも、手指にまで違和感が伝わるそうです。
軽くて操作性が高まるので、頻繁にアクションを入れる釣りにも、この組み合わせは最適です。
この日、船中では幅指2~3本が主体となりましたが、ノーマルフックに比べて、サイズダウンさせたミドルフックは、小型のアタリにもしっかり対応。周りが食い渋い時間帯でも、3人は次々とアタリをだし、ヒットさせては抜き上げていきました。

▲きくりんこと、菊池雄一氏

▲渡辺太吾氏

▲金森聡氏
ド定番の小型電動「シーボーグ200J」と、より軽くて操作性と感度が高まる手巻きの「アドミラA」。さらにノーマルフックの「船タチウオテンヤSS AH」と針が小さい「同ミドルフック」。
状況に応じて使い分ければ、今まで以上に釣果はもちろん、面白さも増してくるハズです。
ダイワ公式「極鋭タチウオテンヤSP EX82―174」詳細ページはこちら
ダイワ公式「シーボーグ200J」詳細ページはこちら
ダイワ公式「アドミラA」詳細ページはこちら
ダイワ公式「船タチウオテンヤSS AH」詳細ページはこちら
きくりん流テンヤタチウオサイズアップ術
デカいタチウオは狙って釣れる!? 大型狙いを意識した釣り方を実践していた、きくりん。
当日も朝イチの好時合に、見事ドラゴンを仕留めました。
その釣り方が、電動リールでのタダ巻き。
シーボーグ200Jの巻き速度12前後の、誘いにしては、かなりの早巻きでアタリがでるまでは、狙ったタナ間で誘い上げを繰り返し、初期アタリがでれば、手巻きの深追い掛け釣法で、しっかりと追わせて、確実にフッキングさせていました。
結果、当日は全体的に小型が主体でしたが、周りより釣れるタチウオのアベレージは、少し大きかったように感じました。
皆さんも「タチウオのサイズアップを狙いたい」、そんな時は引き出しの1つとして試してみてはいかがでしょうか。
