無料の駐車場がある好釣り場を紹介! チヌを釣るならオススメです!

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

和歌山・紀ノ川 紀ノ川大橋付近

和歌山・紀ノ川 紀ノ川大橋付近はこんな釣り場

紀ノ川尻のチヌは、紀の国大橋付近から下流の紀ノ川河口大橋付近にかけての両岸ともに釣れるが、駐車場が少ないのが難。

今回釣行した場所は、県道723号に架かる紀ノ川大橋のすぐ下流、右岸・川原のドッグラン前。ここは駐車場があるので安心。

この付近はルアー釣りも多いが、チヌ釣り師もいるので、マキエが効いているであろう、好ポイント。

特に石にネットを被せた、ちょっとした出っ張りが3カ所あり、ここが好場。釣り人が多い場合は、紀ノ川大橋の上下流へ行くとよい。

チヌを狙うポイントは、水際から10~15m前方で、水深は2ヒロ前後。

川尻だけに、カミからシモへの流れがあり、速い時は釣り辛い。流れが緩やかになった時が好時合だ。

今回はチヌを狙って出発

紀州の大河・紀ノ川尻の冬は、チヌ釣りの好期。川は東から西へ流れて、海に注いでいる地形なので、冬の季節風が強くても、右岸側(北岸)なら風裏となり、どこでも楽に釣りができる利点もある。

先日、泉大津の釣りエサ屋で、マキエ作り作業で一緒になった堺の釣り人も、行き先は同じ、紀ノ川尻のドッグラン前。

その人は、「毎年、冬場は紀ノ川尻へチヌ釣りに行く」と言い、先週はチヌを4尾(35~40cm級)釣ったと、話してくれた。

当日は高気圧に覆われ、風のない釣り日和。ドッグランは、紀ノ川大橋のすぐ下流の右岸側(北側)の川原、堤防道から降りた所にあり、無料の駐車場がある。このドッグラン駐車場前一帯が、チヌとルアー釣りの好ポイント。

この日もルアーマンとチヌ釣り師が、朝から竿を振っていた。

好天気のせいか、案外釣り人が多く、空いていたポイントは駐車場の少し上流側だけだったので、そこに入る。

9時頃から釣り始めたが、仕かけセット中にマキエを10回ほど打っておいた。今の潮は、ごくゆっくり下流へ流れている。チヌが釣れるよい流れだ。

水深を測ると、10~15m前方で約2ヒロ。川尻だけに2枚潮になったり、流れが速くなったりするので、仕かけはオモリ3段打ち。

ウキは、水深が浅いので固定式。固定式だと道糸がフケても、修正がしやすいのと、誘いも掛けやすい。

タナは2ヒロ強にして、エサを川底に少しハワせる感じにした。

釣り方は、まずマキエを2、3回打ってから、仕かけを投入。その後すぐに、ウキの少しカミに2回、マキエを打つ。

4投目まではアタリもなければ、エサもかじられない。エサ取りもいないようだ。

5投目。ウキにチョコチョコっと小さなアタリ。ここのチヌはアタリが大きいことが多いのだが…と思いながら、合わせてみると、グイーッときた。

さらにグイ、グイ、グイーッとくる。これはチヌに間違いない。この手応えからすると、かなり大きい。

水深が浅い所の魚は、よく引く。チヌの強引を十分楽しんで、タモですくったのは、よく引くはずで、46cmあった。

よい潮は長く続かないもので、この後、下流へ速く流れるようになった。こうなるとマキエとサシエを一致させるのが難しくなり、釣り辛い。

それでも約1時間後に大きなアタリできたのは、44cmのチヌ。その後、60cmはある大型のボラを掛けて、腕が痛くなった。

ちょうど12時にきたアタリは、ウキを大きく消し込んだ。これもよく引く元気チヌで、43cmあった。

当日の状況は、だいたい1時間に1回の割合でチヌがきたが、午後から急に水の色が赤っぽくなった。流れも速くなって、チヌは釣れない。

200mほど下流を見に行くと、水色はさほど赤くなく、午前中に竿を出していたチヌ釣り師は納竿していたのを幸いに、場所移動。

流れはカミからシモへ、ゆっくりとしたよい状況。

3、4投目にウキがチョコッと入るアタリがきた。合わせると、心地よいチヌの引きで、40cmはありそうだ。

ところが、タモを出そうとした時に、ポロッと針外れ? 仕かけを確認すると、針がない。先ほどフグを釣った時に、チモトをよく調べておかなかったのが、災いした。

それから30分後の15時頃、またチョコッとした小アタリで釣れたのは、42、43cmのチヌだった。

当日釣ったチヌは46cmを頭に、全て40cm超ばかりで、強引を満喫した。

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