バラシを減らし、数釣りを楽しむ!「冬の掛け方」を考える

寄稿:金森 聡

金森 聡(かなもり あきら) プロフィール

春夏秋冬、大阪湾のテンヤタチウオのことばかり考えている根っからのタチウオマニア。2020大阪湾タチウオKINGバトル準優勝、2021、2022年ファイナリスト。ダイワ船最前線ブロガーとして活躍中

新年を迎え、暖冬とは言うものの、やはり寒くなってきました。しかし、まだまだタチウオは釣れています!

冬の掛け方を考える

いろいろと考えながらアタリを導き出して、釣っていく冬。寒くなり、活性が低くなってくるこれからが、奥が深いタチウオ釣りの楽しい部分だと考えています。

今回は、アタリも少ないこの時期に、あえてタチウオの数釣りを意識してみようと、和歌山・加太の三邦丸にお邪魔して、真冬のテンヤタチウオを楽しんできました。

とにかくこの時期は、テンヤのカラーと誘いが合わなければ、アタリもでにくくなります。

この日のタックルは、タチウオの活性が分からない状況下で、即掛けにも追わせにも対応できるように、王道調子8:2の「極鋭 タチウオテンヤSP EX82―174」を選択。

ポイントは洲本沖。この日のタチウオの状況は、ベイトの反応が多いポイントでは、タチウオのアタリも多いが、釣れるタチウオのサイズが小さい。

割とアタリは鮮明にでるものの、即掛けでは掛けられなかったり、掛けても口先に掛かってしまい、バラシも多い。

でも、タチウオの追いは悪くないと判断した、この日のパターンは、以下の通りです。

アタリがあっても微速巻きで追わせる

テンヤのカラーは、光量を抑えた紫ゼブラやケイムラ、赤金など。エサはサンマの切り身も、イワシも、反応はかわりませんでした。

誘いと掛け方ですが、シーボーグ200Jで微速(スピード3~5)を入れながら、時おり、フワフワっと誘いを入れます。アタリがでても、そのまま微速を入れた状態で追わせて、タチウオがテンヤを引き込んだタイミングで、掛けにいきます。

そうすることで、小さな個体であったとしても、ほぼ頬に針が刺さり、バラシも激減。数も30尾以上と、この時期にしては納得の釣行となりました。

金森流タチウオレシピ

寒い時期にできる、美味しい干物作り。小さなタチウオにもオススメの、金森流のレシピを紹介します。

①タチウオを3枚におろし、腹骨も取ります
②塩水(水1Lに対して、塩5~8g)に、20分ほど漬け込みます

ココからが金森流↓


③タチウオを取り出して軽く水気を取り、身と身を合わせるように2つ折りにします。※折る部分に包丁で切れ目を入れることで、キレイに折れます

④竹串を刺して干します

2つ折りにして干すことで、焼いてもフワフワの身の干物ができます。タチウオの骨で出汁を取り、焼いたタチウオの身を乗せる「タチウオ出汁茶漬け」がオススメ。干すと味が凝縮されるので、天プラなども絶品です!

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