兵庫・明石市役所裏

ここは大蔵海岸と、明石港の中間、明石市役所裏にある釣り場。

車は国道28号の明石市民会館信号のすぐ先を左折、消防署の前を通り過ぎて突き当たりの左右に、有料の駐車場がある。

市役所裏一帯がベランダ状の足場がよい釣り場で、水辺に手スリが付いている。

手スリ越しに釣るが、への字型のカーブ点と、そこから左端にかけてが、メバルのポイント。

左端前方に小波止があり、この小波止の外、内側も好ポイントだ。

小波止から東方にかけてはテトラ帯となっている。足下には要注意だが、このテトラ帯もよい。

このテトラ帯の東端からは、ベランダ状の釣り場が300mほどある。

水辺に手スリがあるが、広くて足場がよい釣り場。ただ、駐車場から遠いのが難。

今回はメバルを狙って出発

春告魚と言われるメバル釣りのシーズンだが、海水温はまだ低く、今年は特に天候が不安定なこともあってか、釣況も釣れたり釣れなかったりと、不安定なようである。

メバル釣りは「凪日和」が1番よいのだが、釣行日の日中は冬型で、風が少し強かったが、夕方には少しはマシになるだろうと思い、エサのシラサエビを持って、明石市の市役所裏へ出掛けた。

市役所裏はベランダ状の、広くて足場がよい釣り場。南向きで釣るので、北風なら後方からなので釣りやすいが、当日は北西風がそよそよ程度。でも、少し小波がある。

夕まずめの時合まで、少し時間があるので、西の方の釣り場を見に行くことにした。

市役所裏の小波止から東へ、テトラ帯が300mほど続いている。遊歩道もあるので楽に行けて、テトラが切れた地点から東へ300mあまり、ベランダ状の広くて足場がよい釣り場となっている。

ここが風当たりが弱く、波気も穏やかなので、メバル釣りにはよさそうである。

この釣り場の東端に釣り人がいたので、話を聞くと、「先週メバル釣りに来た時は、18時半頃から時合となって、良型メバルが数尾釣れた。まだ時合には少し早いので、時間待ちです」と言っていた。

その話を聞いて、これは期待できそうだと、テトラの切れた場所で釣ることにする。

海中をよく見ると、テトラ群から転げ落ちたかのような感じで、1つだけ離れたテトラがうっすらと見えた。海草も1本生えている。この周りはきっと好ポイントだと、早めにシラサエビのマキエをしておいた。

当日は大潮で、それから満潮となるよい潮回り。ここは足場が高いので、6.1mのノベ竿でウキ釣りをすることにした。

日が落ちて、いよいよ好時合がくると期待する。流れは始め、左へゆっくりだったのが、ほどなく右のテトラ方向へ、極ゆっくり流れるようになった。

この流れだと、テトラに入っているメバルをマキエで誘い出せると、せっせとマキエをする。

しかし、どういう訳か、アタリがサッパリない。タナを浅く、深くしたり、底へ着けたりしても、ガシラもこない。

そのうち小アタリがきて、16cmほどのメバルがやっと1尾釣れただけ。

夕まずめの好時合を2時間あまりでメバル1尾では、見込みがないと見切り、実績のある市役所裏の小波止へ移動する。

小波止には、メバリングの人が1人いたが、何も釣れていない模様。ここでは5.3mのノベ竿で釣る。

まず外向きでマキエをたっぷりしながら釣るが、アタリがない。満潮の潮止まりなのか、大潮なのに流れがない。メバルがこなくても、ガシラぐらいは釣れるものだが、そのガシラも釣れないので、内向きに場所をかわる。

ここでは右側のテトラ近くを狙うと、いつもはガシラがよく釣れるのだが、そのガシラのアタリもない。今日はどうなっているのか…。

テトラ際を諦め、正面向きにマキエをたっぷり撒く。

5.3m竿いっぱい前方に仕かけを打ち、ソーっと誘いを掛けると、竿先に少し重みを感じた。そのまま聞き合わせで竿を立てると、ググーッときたのが、15、16cmのメバルだった。

その後、潮が右へほんの少し流れたり、左へ流れたり。残りのマキエも全部撒いて、タナは2ヒロのままで仕かけを入れると、電気ウキがスーッと入るアタリがきた。

やっとメバルらしいアタリがきた。合わせると、グリグリーッと強引を見せて上がってきたのは、19cmのメバルだった。

その後、アタリがなくなったので、21時に納竿。当日は大潮なのに、潮の動きがあまりなかったせいか、低水温のせいか、メバル、ガシラともに活性が低かった。

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