【3分でパパッと分かる!】名手が教える船タコ攻略法

兵庫県明石沖では船マダコが当たり年の気配を見せている。

船マダコは初心者でも比較的簡単に釣れるが、釣り方によっては大きく釣果に差が出る釣り。

そこで今回は、明石ダコを知り尽くした名手・和田勝也氏に、最新の船タコ攻略のワザを教えてもらった。

和田勝也(Wada Katsuya) プロフィール

ジギングやマダコ釣りをはじめ、瀬戸内の釣りに精通する、現在の明石タコエギブームの火付け役的存在。マルキユー・フィールドスタッフ、墨族オクトパッシングスタッフ、アルファタックルフィールドスタッフ、アシスト工房代表

攻略その1「ノリノリタコライダー」を噴射

タコが抱く時間が長くなり、アワセのチャンスも倍増!

名手・和田氏が推奨する超お手軽で、効果が高いワザがある。

それは、マルキユーの「ノリノリタコライダー」をタコエギやタコスッテ、タコ串などに吹き付けること。

ノリノリタコライダー」は、タコが好む魚介抽出物を配合している。

なので、周囲のマダコを寄せる効果がある。

擬似餌であるタコエギに吹きかけることにより、エサと誤認させる効果も発揮する。

そのため、スプレーをしていないモノに比べて、タコエギなどの仕かけを抱く時間を持続させることができるのだ。

船べりの外でタコエギなどにシューッと吹き付けるだけ

マダコは乗りが渋い時は、足でタコエギを触っても見切ることもしばしば。

だが、仕かけを抱いている時間が長くなればなるほど、アタリを見逃していても、乗っていることに気付く可能性が高まり、アワセも容易になってくる。

また、しっかりと抱き込んでくれる。

なので、多少アワセが弱かったとしても確実に掛けることができ、結果バラシも少なくなるというワケだ。

スプレーの効果はしばらく持続するので、流し直し毎に吹き付けるとよい。

攻略その2「誘い方」

基本はオモリを底から離さない!穂先のテンション調整で誘うと◎

誘いの基本は、「底から仕かけを離さない」こと。

和田氏の誘いを見ると、着底して糸フケを取れば、穂先から穂持ちに掛けての間でテンションを掛けたり、抜いたりと軽いシェイクを繰り返す。

テンションを抜く

テンションを掛ける

和田氏いわく「シャクリ幅を小さく、ソフトにフワフワと誘う方がよい」。

また、潮が手前に流れて仕かけが竿下に入ってくる時は、潮が流れてくる方向へアンダーでチョイ投げするのが有効。

この場合は着底後、少しシャクって誘えば、後は糸フケを取って引いてくるだけでも乗ることが多い。

当日も和田氏はこの釣り方で連発していた。

竿の構えだが、竿は立てて誘う。これはラインが張るのと、アワセへの送り込みにもつながるので必ず実行したい。

誘った後はステイ。乗せの間は数秒で、竿で聞いて違和感がなければ、次の誘いに移ろう。

攻略その3「アワセ」

送り込むイメージで遅アワセ!!

誘った後にステイさせて、この後に少しオモリを浮かせるように聞く。

すると、竿先がクッと入る時もあれば、ジワーっと重みが掛かっていく時がある。

そんな違和感があれば、マダコが乗った可能性が高まる。この時、和田氏はスッとオモリを下ろす

和田氏いわく「この時に、穂先がトンと跳ねたりする感じなら乗っていないか、石に掛かったか。ここで穂先が戻らずに入っていけば、マダコが乗った可能性が高い」。

前者の時は再び誘い始め、後者の時は立てていた竿先を下げていき、送り込むようにしてから力強く合わせる。

マダコが乗ってから即アワセをせずに、送り込むことで確実に掛かり、バラシも少なくなる。

掛かれば、ポンピングはせず、テンションを緩めないよう巻き上げよう。

これからますます面白くなる船タコ。

和田氏のテクニックを参考に、ぜひ釣果アップに繋げてもらいたい。

夏の海遊びは、これからさらに盛り上がりを見せそうだ。

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