春本番を迎えると、近年の日本海・若狭湾では夜釣りでヤリイカにかわって、待望のマイカ(ケンサキイカ)が釣れ始めます。
今シーズンはまだ数が出ていないものの、大剣もまじって胴長30cm級のでっかいマイカが釣れ出しました。そこで、4月下旬にハシリのマイカを狙いに、福井県小浜沖へと出掛けてきました。
イカ五目の2本立てで、魚とイカ釣りを堪能!
小浜新港の幸洋丸は、「マイカ五目」と呼ばれる半夜のリレー便で出船します。
当日も夕まずめまでは五目釣りを楽しみ、この日はガシラを主体にアコウやウマヅラハギなど各自が魚の土産を確保して、本命のマイカのポイントへ移動となりました。

▲生きアジで泳がせをしていた人にヒットしたアコウ、アコウはオキアミの胴突き仕かけでも釣れた

▲五目のメインとなったガシラは船中全員ボーズなし、型も30cm前後がまじった

▲ウマヅラハギはどれも30cmオーバーの良型
19時前にアンカーが入ったのは、水深86mライン。
船が落ち着くと、船長から「胴突きはオモリ60号、イカメタルは30号でやってみてください。用意ができた人から、どうぞ」と釣り開始の合図が出ました。
仕かけを入れると、潮はそこまで速くなく、メタルスッテは30号でほぼ真下。25号にかえると、ややナビく程度です。

▲メタルスッテ25号や30号は必須
間もなく日が暮れ、真っ暗な海に漁火が浮かび上がりました。
30分ほどすると、魚探にベイト反応が出始め、右舷トモでイカメタルで狙っていた人にファーストヒット。上がってきたのは胴長25cm級のマイカです。
タナを聞くと「底から8mほど上」。大きくシャクってステイさせた時に、グイッと穂先を引き込んだそうです。
群れが回って来たのか、右舷胴で胴突きで狙うアングラーにもヒット。
こちらは胴長30cm超の良型マイカでした。
タナは「(オモリが)底から2、3m上」。仕かけ全長が9mほどあり、1番上のスッテに掛かっていたので、10mほど浮いたタナでのヒットです。この人は、すぐにもう1パイ追加。今度は同じタナでも、1番下のスッテに掛かっていました。
そこからしばらく間が空きましたが、20時半頃からは集魚灯の効果が出始めたのか、船中でポツポツとアタリが出始めました。
このタイミングで、大剣に迫るビッグなマイカが、先ほど連発の釣り人にヒットし、当日船中最大の胴長38cmをゲット。
そこからも単発ながらも、型揃いのマイカを追加していきました。
筆者もベタ底から10mほど上までのタナをフォールを織りまぜて狙うと、ポツポツとアタります。
この日は巻き上げ途中に4度、魚にかじり取られる不運もありましたが、マイカは胴長30~35cm3バイとスルメイカ1パイで土産は確保。
船中ではよい人マイカ8パイを頭に、全員がボーズなし。
皆がハシリの「でっかいマイカ」を堪能できました。
今後小浜沖では、しばらくは大剣まじりでマイカの型狙いが楽しめそうです。
当日ヒットが集中したオススメのドロッパー

▲デュエルのイージースリム80mm日中ピンク

▲デュエルのイージースリム80mm夜光オレンジ

▲キーストンのモンローエギ夜焚きチューン2.5号オレンジグローレッド

▲ダイワのエメラルダスダートⅡ2.5号ピンク夜光縞ピンク杉