【船タコ最新事情!】2024年の新ルールとイチ押しアイテムを紹介

寄稿:吉田昇平

吉田昇平(よしだしょうへい) プロフィール

キャスティング、即掛けを得意とする大阪湾タチウオKINGバトル2018の優勝者。2017年にもセミファイナルトップ通過の実績も持つ凄腕アングラーでシマノフィールドテスター

この時期、明石の船釣りで圧倒的な人気を誇るのが、タコ釣りです。

今年も5月1日~8月31日までの期間がシーズンとして定められていますが、昨年とは大きく異なるルールが設けられています。

今回は、2024年の明石タコ釣りにおける新ルールと、今年5月に登場する私イチ押しのスッテについても触れていこうと思います。

2024年の新ルールとイチ押しアイテム

まず最初に、明石における2024年のタコ釣り新ルールですが、昨年までのルールにプラスして、エサの使用がエギやスッテ、テンヤに関係なく、禁止となりました。

ご存じの方は多いかもですが、2021年の明石のマダコは史上最悪の不漁の年となり、翌年から遊漁船部会で「タコマイレージキャンペーン」など、資源保護の観点から、さまざまな取り組みが始まりました。

活動は年々、着実に身を結んでいるようで、今年は期待大。昨年のシーズン終盤頃に、播磨沖で新子が多く出てきたことに加えて、秋ダコも中止になったことから、今年は楽しみだ‼ と明石の遊漁船の船長さんも話されているほどです。

さて、今年はエサの使用が禁止となった訳ですが、そうなれば当然エギやスッテなどの仕かけ類も、これまで以上の性能のよさが必要になってきます。

タコマスタースッテMフラッシュブースト

そこで、今期発売されるシマノから初めて登場のスッテ「タコマスタースッテMフラッシュブースト」を紹介したいと思います。

実はこのスッテは、私が2年の歳月をかけて監修した自信作。言ってしまえば、「誰が扱ってもタコにとって魅力的な動きと、フラッシングが出せるスッテ」です。

小さな入力でもフラッシングしながらよく暴れ、誘いを止めればタコが抱きやすい水平姿勢で、すぐさま海底で安定。

さらに、カンナには国産のステンレス製ストロングカンナを搭載しているので、強度と錆びにくさまで持ち合わせた、最高のスッテに仕上がっています。

ぜひこのスッテで、タコが乗ってくる感覚をたくさん感じていただき、たくさんリリースもしていただいて、今シーズンも明石のタコ釣りゲームを楽しんでいただきたいです。

明石、船タコ釣りのルールをおさらい

2024年、明石の遊漁船でタコ釣りを行う上で、最低限頭に入れておきたいルールについて5つまとめたので、今一度再確認していただきたいです。

①使用できるタコエギ(スッテ含む)の数は2つまで。
②カエシの付いている針はカエシを潰して(バーブレスにして)使用する。
③全周針の禁止(180度以内とする)。
④2段、3段針での使用禁止。
⑤エサの使用禁止(テンヤ含む)。

楽しい明石のタコ釣りを末長く楽しむためにも、必ずルールは守りましょう!

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