
武田 卓也(たけだ たくや) プロフィール
淡路島の釣り人、武田と申します。夏になれば毎週のように淡路や明石の船にタコ釣りに行っています。
あまりにタコ釣りばかりしていますので、夏になると「タコ田さん」と呼ばれてしまっているほど(笑)。今シーズンも足繁く船タコに通い、最新情報をお伝えしたいと思っていますので、よろしくお願いします。
船タコ、シーズン初釣行へ
シーズンインしたGWに、淡路島・室津の栄真丸に、タコ好きメンバーで行ってきました。
5月1日から開幕した船タコ。深場の60m付近が好調との前情報で、我々がポイントに着く頃には、すでに大船団になっており、タコ釣りの人気が伺えます。
まず、淡路島の浅場の18mからスタート。浅場はアタリも遠く、船長はすぐに見切りを付け、深場に舵を切り、次は船団になっているポイントの水深40mへ。
リグはタコーレソフト。1投目は、船下のタコを確認します。船長は流し始めは自信のあるポイントに船を着けて、キッチリと足下から釣りを始めます。
ボトム着底後、水深もあるのでシンカーの存在を意識しながら、ボトムを小突いていきます。小突き誘い、ステイ、そしてタコの乗りがなかったら、ロッド1本持ち上げて、ルアーを上から落として、見せます。
すると、フォール後、誘い始める、とすぐにタコ独特のアタリを感じました。そのまま誘いを入れながら、タコに違和感を抱かせないように、ラインテンションを調整し、フッキングしやすい角度にロッドを構えて、一気にフッキング。タコを底から浮かせると、ズシッとした重みを感じます。この瞬間がスゴく気持ちイイ!
深場でのタコ釣りはよくバレますので、キッチリと乗せて、しっかりと合わせることが大切です。
重みを乗せたまま、巻き続けて上がってきたのは、今シーズンの初タコ! 食べ頃サイズでした!
タコーレソフトは、タコが触り始めてから、触り心地がよいのか、長い間触ってくれます。ワーム素材もなかなか切れない素材で、カンナも掛かりやすくてバレにくく、扱いやすいです。
この日は深場のタコは元気がよく、次々釣れて、船中お祭り騒ぎに。
また今回は、メガバススタッフの村上氏の厚意で、タコ専用ロッド「8p-FUNE176-2」をお借りしました。ロッドのバランスがよく、高感度。タコに違和感を与えず、ベリーからバットはしなやかでパワーがあり、フッキングもスムーズでした。
さて、船は浅場へ移動し、水深18mで潮が速いポイントへ。なかなか釣り辛い感じで、タコもリグに追い付けなくなっているはず! と予想し、デビルクラッカーライトを選択。ロッドは極鋭エギタコMH-172でやってみることに。
しかし、とにかく流れが速く、キャストしてもすぐにリグが戻ってきてしまいます。
そんな時は、船下でリグが流れていく方向を確認し、ラインが張ったら穂先を持ち上げ、リグを自分の下に戻し、ラインが立ったら、フォールして下で誘う。
違和感が出たらクラッチを切って、強めにサミングしながらタコが抱きやすい間を作ってから、しっかりとフッキング。
なかなか難しい状況で、釣れていない時間帯にひねり出して釣るタコは、最高ですよ。
楽しいタコシーズンのスタートです。今年も楽しんでいきましょう。
オススメの潮周りとは
シーズン初期は、淡路島側のエリアや鹿ノ瀬のエリアに行くことが多いと思います。このエリアは潮が速い時間帯が多いですよね。なので、潮見表を見て、小さい日を選びがちになりますが、潮見表だけではなく、潮の転流する時間も要チェック!
釣行時間に転流が2回ある潮の日があります。こんな日は、潮の緩い時間帯が多くなります。例えば、大潮の最終日から3日間などがオススメです。転流のタイミングが釣行時間にバッチリですよ。