
吉田昇平(よしだしょうへい) プロフィール
集寄の効果をエギ、スッテで体感
船タコ釣りで、エギなどの上にキラキラした「集寄」を使われている方を目にしますが、コレには一定の効果があると私も考えています。
元々はエサ巻きのテンヤ時代の名残りで、遠くのタコに仕かけの存在に気付いてもらう目的で、生まれたアイテムです。
しかし、タコエギの時代に入り、この集寄が逆効果になる場合もあります。
実際、よく釣られている方ほど、エギの上には何も付けず、非常にシンプルな仕かけで釣りをされていることに、気付くと思います。
では、集寄を使わないことで、得られるメリットとは何か? そして、集寄を使わず、同効果のあるエギやスッテ、ちょっとしたテクニックについても、紹介しようと思います。
集寄を使わないことで得られるメリットは、大きく分けて3つあります。
①感度の向上。潮受け面積が減るため、感度が飛躍的に向上します。これにより、底質や仕かけの状態、タコの微細な触りまでも、格段に感じ取りやすくなります。
②オマツリの軽減。仕かけが絡みにくくなるため、時合を逃さずに、釣りを楽しむことが可能。オマツリが少ないと、釣りの効率が上がり、ストレスさえも軽減されます。
③遠投性能の向上。空気抵抗が減少することで、軽い力でより遠くまでキャストすることが可能。これにより、周りの方と違った筋を、広範囲に探ることができます。
ただ集寄を付けないというだけで、メリットが多いことがお分かりいただけたかと思います。
では、集寄と同効果のあるエギやスッテ、テクニックとは?
実は「タコマスターフラッシュブースト3.5号」と「タコマスタースッテMフラッシュブースト」が、正しくそれに当たります。
集寄が内蔵されたエギ、スッテで、中のフラッシュ板が静止時においても、キラキラとタコを常に誘惑してくれます。
ちょっとしたテクニックですが、20~30秒に1度、50cmから1mほど、仕かけを持ち上げては、また落とす(リフト&フォール)を繰り返すことで、遠くにいるタコにもアピールし、出合える確率は、グンと上がりますよ!