いよいよシーズン本番! 数もサイズも狙える絶好の展開に【船タコ最新事情】

寄稿:武田卓也

武田 卓也(たけだ たくや) プロフィール

ちょっとしたことで釣果に差が付く船タコ釣りにハマって約9年。シーズンには足繁くフィールドに通う、淡路島在住のアングラー。船タコの得意なスタイルはチョイ投げでのリフト&ステイ。カワハギ釣りにも精通

数もサイズも狙える絶好の展開! シーズン本番へ

5月25日と26日に、淡路島・室津の栄真丸にタコ釣りに行ってきました。

週の前半はよい釣果だったようですが、少し落ち着いてきたようです。それでも連日、船は満員の人気ぶり。5時に出船しました。

栄真丸は基本的に、淡路島の大きなタコが生息する場所を、重点的に攻めます。

中玉の食べ頃サイズからキロ超えがメインのポイントです。

この日も朝イチは、まずはデカタコポイントへ。潮はまだ少し速く、船を潮に立て、釣りを始めました。

このような時は、自分の仕かけがコントロールできるように誘いを続けるのがポイントで、船が流れていく先に、タコが寄ってきて、乗る感じがします。タコが乗っても船は流れているので、穂先を少し送り込みながら誘いを続け、違和感を与えないように乗せ切り、力強く合わせるのがポイントです。

少し速い流れには、タコエギが好調です。周りを見ていると、「タコマスター フラッシュブースト3.5号」でよく釣れていました。

朝イチは誰が釣れているか、どんな仕かけを使っているか、どんな色が効果的なのか、などを注意深く観察して、その仕かけに近付けて、その日のパターンに合わせるのも、攻略の一手かと思います。

少し潮が落ち着いたタイミングで、明石や神戸の船で船団になっている数釣りポイントに移動。

僕は数釣りが得意なので、期待してまずは1投目。着底して2、3回誘うと、すぐにタコが乗ってきます。少し間を置いて、しっかりと合わせると、小ぶりながらもタコが釣れます。しかも、すごく釣れる!

着底してタコが乗ってくるのに、1分もかかりませんでした!

1時間ほどで20パイほど釣り、潮が転流し、またデカタコポイントに戻ってきました。正直、ここで1日釣ったら何バイ釣れるかやってみたいところですが、数はそここそに、栄真丸はデカタコを狙っていきます。

船の移動中に仕かけをかえながら、どんな展開で釣りをするか、考えながら移動しました。

デカタコポイントに到着し、少し潮の速い状態からスタート。

やはり、このポイントではエギを根気よく船下で誘っている方が、よくアタっている感じです。ですが、僕はエギとタコーレソフトのハイブリッドでやってみます。

潮カミにロングキャストし、誘いながら根歩きをして、違和感があれば止めて、竿先を送り込んで、乗せ切ってから、掛けます。

広範囲を探りながら、タコーレソフトの乗りのよさの恩恵で、タコの掛けバラシを減らして、チャンスを掴みました。

週末になって、ちょっと釣果が落ちてきていると聞いていましたが、十分な数とサイズが釣れました。

今シーズンも、いよいよ本番ですね! 好調な今期、皆さんもぜひ、楽しまれてください。

お気に入りは高感度ロッドのアナリスターエギタコ

最近、船タコ専用ロッドも各社から登場していますね。

私も専用ロッドを愛用しており、軽さと感度に優れた極鋭エギタコを2本持っていますが、1番のお気に入りは、「アナリスターエギタコMH-175」です。

深場も浅場もこなせるオールラウンドなロッドで、グラスソリッド穂先が35cmとやや長めの設定。タコを乗せるタメと、バットの強靱なパワーでしっかりと合わせが効きます。

しかし、1番の魅力は、その感度です。このロッドの感度は素晴らしく、ボトムのサーチやタコの乗ってくる感覚が、非常に分かりやすいです。よければ、ぜひ使ってみてください。

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