【和歌山、中紀のジャンボイサギ攻略術】ジャンボサイズを狙うための虎の巻を公開

連載:きくりんのFishingSchool
寄稿:菊池雄一

菊池 雄一(きくち ゆういち) プロフィール

「きくりん」の愛称で親しまれ、船タチウオテンヤ、落とし込み、ノマセ釣り、イカ(イカメタル・オモリグ)、タコなど、春夏秋冬の旬の釣りを楽しむ、マルチアングラー。ホームエリアは関西ながら、関東在住の環境を活かし、積極的に開拓中。ダイワスタッフ

皆さま、こんにちは。先月も最盛期に突入したイサギ釣りをお題にさせていただきましたが、今月もイサギ!

脂が乗って美味なジャンボイサギについて。前回は基本的な狙い方と、実釣の模様をお伝えしましたが、今回はジャンボイサギ狙いに焦点を絞って、掘り下げていきます。

ジャンボサイズのイサギを狙う虎の巻

①上のタナを意識すること

マキエと仕かけの同調を1番に意識するというよりも、若干、ズラすイメージです。イサギのアタリの中心ダナが45mであるとすれば、それよりも確実に上のタナを狙っていきます。ちなみに、和歌山・中紀の仕かけは2.4m前後+天ビンで、3mと計算しています。

46m前後からマキエを撒き(1度に多くのエサを出すではなく、3回くらいに分けて)、43m、42m前後まで巻き上げて、アタリを待ちます。

この誘いでサイズが上がらない場合は、もう1m、2m、わざと仕かけを上げて待ちます。この時、マキエのタナもそのままです。

② ロングステイがキモ!

大型のイサギになれば当然、警戒心が強くなります。マキエが効いてから、アタリがでるまでの時間をじっくり取ります。長ければ2分、3分も待って狙うのもポイントです。

③潮の流れがかわるタイミングで集中

当然、潮の流れがかわるタイミングが、時合突入の合図にもなります。このタイミングには、最大限の集中力で挑んでください。

④ 食いが立つ時はマキエは少量に

食いが続いた状態では、一気にではなく、こまめに継続的にポロポロとマキエを出してください。この時は、多くのマキエを撒く必要はありません。

ほんの少しのマキエ、がポイントです。

⑤ 自身の仕かけ、水深を信じる

同船の方(釣座が隣)とは釣り方を同じパターンではなく、少しの変化でよいので、自身の仕かけの動きに変化を感じられるように狙ってみてください。

また、自身のカウンター(水深表示)を信じることが重要です。同船の方の水深表示が絶対に正しいとは捉えないようにすることです。

釣座がかわることで、若干の潮カミ、潮シモにもなったりしますので。

使用タックル

・ロッド:リーディングネライMH-230・W
・リール:シーボーグ300J
・ライン:UVF PEデュラセンサーX8+Si3・3号400m
・リーダー:タフロンウルトラ船ハリスEX6号
・仕かけ:快適船イサギ・アジ仕掛け3or4本・ハリス3、3.5号
・天ビン:リーディングアーム 3・1. 2mm-45cm
・鉄仮面:120号(船宿によっては100号の場合も)
・クッションゴム:2mm-30cm

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!