【ビギナーでも簡単に釣れるターゲット「シロギス」】釣って楽しい、食べて美味しい、けど突き詰めれば沼る釣り

寄稿:大塚香奈

大塚香奈(おおつかかな) プロフィール

船タチウオやカワハギ、海上釣り堀に精通する釣りガール。大阪湾タチウオKINGバトル2018~2020セミファイナリスト、大阪湾タチウオKINGバトル2021は3位入賞

皆さんこんにちは。寝ても覚めても釣りまみれ♪ かなっぺです♡

今月の推し魚「シロギス」

これからの時期に狙いたくなる、美味で面白いターゲットと言えば…海の女王シロギス!

釣って楽しい、食べて美味しい、なのに初心者でも簡単に釣れる最高な釣りのターゲット♡ と言うことで、今月の推しは、陸っぱりから狙う「シロギス」の魅力をお届けします。

推しポイント① 手軽で敷居が低い

「海の女王」と呼ばれるシロギスは、砂地や起伏のある海底に生息する魚なので、サーフはもちろん、これからの時期は波止からも狙えます。

ロッドも本格的な投げ竿ではなく、コンパクトロッドなどでOK。道糸はPE0.8号前後が扱いやすく、アタリもダイレクトに分かるのでオススメ。

かなっぺもマルチに対応できるパックロッドを常に車に忍ばせているので、いつでも気軽に釣れちゃう手軽さは、最高です。

■かなっぺ推しタックル
ロッド:トラスティックS610-710L
リール:スピニングリール2000番
ライン:PE 0.8号前後
仕かけ:ジェット天ビン10~15号前後
針:キツネ針6号〜
※コンパクトロッドは3本針までが扱いやすくて◎

推しポイント② ダイレクトで強いアタリ

1年に何度も産卵をするキスは、夏にかけて浅瀬にやってくるため、遠くまで投げられなくても手前で釣れるので、初心者でも大丈夫。キャストする際は、穂先からオモリまでの垂らしを30cmほどにしておき、遠心力を使ってキャストすると、ロッドに負荷をかけることなく飛距離を出せますよ!

軽く投げてゆっくり巻いていると、ゴゴゴンっと強いアタリがでますが、すぐに回収せず、ゆっくり巻き続けると連掛けも狙えます。アタリがない時には、ポイントをどんどん移動して、キスの居場所を探り、足で釣果を増やしましょー!

推しポイント③ 突き詰めると深い釣り

ライトタックルでも十分に釣れる夏のキスですが、秋の落ちギスのシーズンは、型も数も釣れる時期。ですが、キャストフォームやポイントを探ったり、束釣り(100尾超え)や、型狙いには遠投できるタックルと技術が必要。突き詰めると奥が深く、ゲーム性の高い釣りなので、競技としても魅力たっぷり。キスも深入りすると、ドハマりしてしまいますね(笑)。

推しポイント④ サイズアップを狙える

キスは口が小さく、おちょぼ口なので、虫エサのサイズも小さめが基本。石ゴカイや細めの青イソメ、チロリを使用しますが、青イソメは尻尾から使うのに対して、チロリは頭側からカットし、小さく針に縫い刺しにすると、エサ持ちがよいです。

太陽が高くなると、ピンギスや外道の魚も活性が上がってくるので、サイズ狙いはまずめを意識すると、釣果アップに繋がります。

エサのサイズを太く長くしたり、巻きスピードを少し早めたり、逆にかけ上がりで置き竿にしてみたり…。小さな魚体で強いアタリと引きをしてくれる、キスの20cm超える良型サイズは、釣り応えも抜群です!

推しポイント⑤ クセがなく、上品な美味しさ

キスは上品な甘さと、フワフワな身が、とっても美味しい魚で有名。キスにはグルタミン酸やリジンといった、旨味成分のアミノ酸が多く含まれているんだそうな。

サラダやお刺し身、天ぷらはもちろん、骨も細く柔らかいので、骨せんべいもとっても美味しいですよー!

 

今月の推し魚はいかでしたか?

手軽にできて、釣り応えのあるキス釣りは、ファミリーフィッシングのステップアップにも最適。ポイントや時間帯によっては、外道となるフグにハリスを切られてしまうので、仕かけは多めに準備してくださいね!

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