神戸港は広く、釣りができる波止が多くある。
現在の釣り物はアジ、マダコ、チヌ、グレ、ハネ、ガシラなどで、それぞれが好みの釣りを楽しんでいる。

24cmのアジも釣れた
梅雨グレと言うと、荒磯のイメージだが、身近な波止でもグレがよく釣れるのが、神戸港の波止で、毎年何度かは訪れる。
釣り方は磯釣りとは違い、マキエ不要、サシエは青イソメ1匹掛けでウキ釣りというシンプルさ。
釣行前に渡船店に問い合わせると、「最近グレ釣りの人はあまりいないが、好シーズンなので、釣れるだろう」と言うので、梅雨の中休みの7月18日(土)に、神戸渡船(☎090・1150・0968)の4時発に乗船。
釣り人はマダコ、チヌ(落とし込み釣り)、アジ狙いとルアーマンで、グレ釣りは自分1人のみ。

チヌを取り込む釣り人
グレは六防の「エダ」が好場なので、数人と降りたが、船着きに残ったのは自分のみ。
ほかの人はそれぞれ離れていった。

波止際がグレのポイント
ここは波止際でグレが釣れるので、竿が波止に当たらない程度、斜めにして、ウキが波止際から離れ過ぎないようにして釣る。
10分ほどして、ウキがスーッと20-30cm入る初アタリ。
エサが長い青イソメ1匹掛けなので、早アワセは禁物だ。
ひと呼吸置いてからアワセを入れると、ギューン、ギューンと竿を締め込むグレの強引。
これがグレ釣りの魅力の1つ。1尾目は30cmの良型だった。

30cmのグレ
その後、夜が明けてきたので、ハッポウの自作ウキに取りかえた。
それからアタリが連発。タナも少し浅くなってきたので、ウキは固定の2ヒロ。

32cmの良型グレ
波止グレとしては型がよい25cm前後から、30-32cmの良型がまじり、次から次へ入れ食い状態。
潮は満潮から下げに入るよい時合。
潮の色も雨後だけに適度に濁っている。
天気も朝は霧空という好条件が揃ったので、なおグレの食いがよかったと思われる。
スカリにグレが20尾も入ると、上げ下ろしに手が痛くなったので、釣ってもリリースした。
8時頃、あちこちポイントを探ってみたが、どこでも1、2尾のグレは釣れた。
晴れ間も見えてきて暑くなったので、9時頃に納竿し、タコ釣りとチヌの落とし込み釣りを見物。

マダコは500~600gが釣れていた
タコ釣りはタコジグを2つ付けで波止際を探り釣り。
よい人は500-600gを頭に2ケタ。

チヌは40cm級も
チヌの落とし込み釣りの人は、イ貝をエサに40cm級のチヌを2尾釣っているのを確認。
六防の本堤では数回チヌを取り込んでいる姿も。

当日の釣果
当日のグレは絶好調で、数は34、35尾。型は30-32cmの良型が5、6尾まじった。