人気のイカメタル。
ここ最近はイカメタルデビューをしたと言う話もチラホラ聞くが、ビギナーにオススメしたいのが、和歌山・日置沖。
ここは狙う水深が浅く、取材当日で28mとイカメタルでは非常に浅いポイント。そのため、タナを絞りやすく、また、水深が浅い分、オマツリなどのトラブルにもなりにくい。
そして何より有難いのが、ポイントまでとても近いこと。釣り場までは港から何と10分ほどの距離だ。
そこで今回は、日置港の日章丸に乗船。基本の釣り方や当日の状況などをお届けしたい。

▲日置の日章丸
タックル&仕かけ
胴突き、イカメタルどちらでも狙えるが、最近の主流はイカメタル。特に水深が浅いので、イカメタルの方が手返しが早く有利だ。潮がとても速い場合には、オモリグも有効だが、水深が浅いため、あまり効果的でない場合が多い。
竿はイカメタル専用ロッドに、リールはカウンター付きベイトリール、慣れている人はスピニングリールでもよい。メタルスッテは25号までを用意し、仕かけの上部に1.8号のドロッパーを付ける。
仕かけ図

▲イカメタルは専用タックルにスッテと呼ばれるルアーを使用する

▲各社からはビギナーにオススメな仕かけも販売されている

▲南紀では赤黄、赤緑、赤白などが基本のカラー

▲南紀のイカメタルでは、ドロッパーは小型の1.8号がベスト
釣り方
①仕かけをサミングしながら下ろす
②タナに着けば、竿を2、3回シャクる
③大きく竿を上げた後、フォールスピードに合わせて竿先で付いていく
④竿先が目線の前まできたら、5秒ほどステイ
⑤竿先がフッと浮いたり、竿先に重みが乗れば、軽くフッキングして合わせる
⑥一定速度でリールを巻こう!
アカイカのヒットパターンは、その日によってさまざま。大きく竿をシャクった方がよい場合や、小刻みな誘いがよいこともある。難しい場合は、ワンピッチジャークで誘い上げてステイ、などもよいので、引き出しを多く持っておこう!

▲誘った後はしっかりとステイを入れるのが吉

▲即合わせが基本だが、時にはすぐに合わせず、誘いを入れて乗りを待つのも◎
現場生情報
当日は日が暮れてからしばらくは底だったが、夜になってからは底から10m上までアタったので、幅広く誘うことが大切だ。
前半はオレンジゼブラがよかったが、同じカラーで釣り続けると見切られるので、こまめにカラーチェンジをしていくのがよかった。中盤以降は赤白のほか、ブラックが圧倒的によかった。

▲釣りそく船釣りクラブの十川氏は、メタルスッテを底に置いて、ラインを少し出して道糸を弛ませたら、竿をシャクって、スッテを極力跳ね上げないようにした誘いをかけて、数を伸ばしていた

▲前半はオレンジゼブラがよかった

▲乗りが悪くなった頃から、圧倒的によかったのがブラックカラー
この記事の参考に楽しい夏の夜釣りを満喫してきてほしい。