タチウオスクール便、出船!シーズン初期の船タチウオを攻略し、全員安打

寄稿:大塚香奈

大塚香奈(おおつかかな) プロフィール

船タチウオやカワハギ、海上釣り堀に精通する釣りガール。大阪湾タチウオKINGバトル2018~2020セミファイナリスト、大阪湾タチウオKINGバトル2021は3位入賞

皆さん、こんにちは。

寝ても覚めても釣りまみれ♪ かなっぺです。

7月15日に和歌山・加太から出船している三邦丸で、大阪湾の船テンヤタチウオ、今季最速となるイベントを開催しました。

▲当日の参加者

この日は「かなっぺ先生 タチウオスクール便」だったので、出船前に受付事務所内にて、シーズン初期のテンヤタチウオの傾向や情報をシェアさせていただきました。

この日のポイントは洲本沖。「潮が少し悪いかな?」と、前情報もありましたが、まずは70~90mラインのかけ下がりでスタート。私は船中を周りながらサポートなどをしていたため、朝イチに竿出しはしていませんでしたが、開始数秒後に「ヒットー!」の声が。あまりにも早い反応に、皆ビックリ。

ファーストヒット賞をゲットされた徳島さんにパターンを伺うと、着底して3回ほど誘いを入れた瞬間に強いアタリがあったんだとか。徳島さんのファーストヒットを皮切りに、船内では続々とタチウオの姿が見られました。

夏のシーズン初期ということもあり、最盛期ほどの活性には及ばないため、ヒットパターンや傾向などはリアルタイムに情報をシェア。

私も竿を出してみると、タチウオの反応はベタ底から10m以内が多く、エサは頭をカットしてシルエットを小さくしたイワシへの反応が◎。

ジャークも柔らかめの誘いで、ステイの間も5~10秒ほど。追わせ幅も短く、その場で何度も丁寧に誘い続けていると、しっかりと強いアタリに持ち込めて、よい頬掛かりをしてくれました。

早掛けしていると、この日は掛かりが浅く、回収中のバラシが多く見られました。途中、2枚潮と赤潮、濁り潮が入ってきたタイミングではアタリが激減。ベタ底でステイの間はより長く、テンヤカラーもグローにすることでパラパラと拾い釣りに。

転流後、上り潮にかわり、濁りが取れかかった頃には、ちょっとしたパラダイスタイムもありました。水深90mラインでタナは80~60m、1m幅のストップ&ゴーや早巻きへのリアクションバイトもあり、高活性な夏タチらしいパターンで釣れた瞬間はやっぱり気持ちイイ(笑)。

前半はパターンが合わず苦戦されていた方もいらっしゃいましたが、パターンや傾向を共有し、不安定なシーズン初期でありながらボーズなしの全員安打。私も合い間に竿を出して、幅指3~3.5本までを7尾でフィニッシュ。この日の竿頭は10尾釣った新田氏でした。

ファーストヒット賞や早掛け賞、竿頭賞など、船上イベントもあり、大盛況でイベントを終了しました。これからどんどん活性が上がっていく、大阪湾の船テンヤタチウオ。今シーズンは、どんな年になるのか楽しみです。

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