ちょっと時間を置きすぎて、お刺身では厳しいアジを美味しく調理「アジの冷製レモンだし茶漬け」

寄稿:美味魚ハンターけーちん

美味魚ハンターけーちん(びみぎょはんたーけーちん) プロフィール

「美味魚ハンター けーちん」こと、川森慶子さんは、日本各地の美味しい魚を追うアングラー。オフショアジギングやキャスティング、タイラバを中心に、エサ釣りや、中深海釣りにも精通している

皆さんこんにちは。夏バテしていませんか?

体力に自信のあった私ですが、先日、とうとう夏バテをしたのか、1週間食べられない時期がありました。「夏はスタミナ!」そう考えるのですが、とにかく食事が喉を通らない。カラダが拒絶反応を起こして、水分しか摂取することができない。でも栄養のあるものを食べなきゃ! そう思って考え、生まれたのがこちら。

アジの冷製レモンだし茶漬け

実は、想像で配分、分量を考えて一発チャレンジでしたが、まだリハビリ中の私もこれならスルスルと食べられ、元気な試食者からも、「アッサリしていて、これならどんどん食べられるね」と絶賛をいただきました。

ポイントその①アジのごま和えに使うゴマは、いりごまではなく、すりごまを使うことで香ばしさと旨みが増す。

ポイントその②アジのごま和えに使う調味タレは、全て「小さじ1」、これなら誰にでも覚えられる配分でカンタン。

ポイントその③ショウガは、新ショウガを使うことでよりフレッシュに。

ポイントその④ミョウガと冷製だしには、レモン汁をプラスすることで、より香り高いものに変身。

【材料】2人分

アジ (三枚おろしの半身)25cm程度のものを使いました
★みそ 小さじ1
★しょう油 小さじ1
★めんつゆ 小さじ1
★砂糖 小さじ1
★すりごま 小さじ1
☆大葉
☆新ショウガ(冷凍でも可)
☆ミョウガ
冷水 120cc
白だし 15cc
レモン 1/4個
ズッキーニ お好み量

 

【作り方】

① アジは、皮と骨を取り除き、千切りっぽく切る
② ☆印の薬味を切る(千切り)(ミョウガは輪切りで)
③ ズッキーニをスライサーか薄切りにして、さらに四等分に切り、塩をひとつまみ和えて5分置く
④ 「①」のアジに★印の分量で和えた調味タレをまぜ合わせ、5分置く
⑤ 「④」に大葉、新ショウガの千切りを和えておく
⑥ 「③」のズッキーニの水分をよく切っておく
⑦ よく冷やした水120ccに白だし15ccをまぜておく
⑧ 器にご飯を盛り付け、その上に「⑤」のアジのごま和えを乗せ、ミョウガを上に飾る
⑨ ズッキーニ、レモンの櫛切りを横に盛り付け、「⑦」の冷水だしをかけて完成です
⑩ レモンをギュッと絞って、召し上がれ

いかがでしたか。今回使ったアジは、実は、2カ月前に釣ったアジを三枚におろして冷凍しておいたもの。どうしてもお刺し身では生臭さが出てしまいますが、この「オール小さじ1」の調味液に5分間和えておき、新ショウガと大葉をまぜ合わせるだけで、臭みどころか旨みにかわりました。

また、冷蔵庫でキンキンに冷やしたお水と白だしを調合するだけ、とてもカンタンに作れるこのお料理は、私たちの疲れきったカラダに染みわたりました。

私は、新ショウガを見付けると購入し、カットしてキッチンペーパーにくるんでからラップでくるみ、フードバッグに入れて冷凍室へ。いつも常備しているので、お料理をスタートする時に出しておくだけで、切るタイミングには、ちょうどよい半解凍状態に、余ったショウガはまた冷凍庫へポン。とても楽チンなんです。よかったら、みなさんお試しください。

このレシピを通じて、お魚が好きになってくれたら嬉しいナ。

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