【ワダゲルゲ的タチウオテンヤ考】昨シーズンを振り返って

寄稿:和田勝也

和田勝也(Wada Katsuya) プロフィール

ジギングやマダコ釣りをはじめ、瀬戸内の釣りに精通する、現在の明石タコエギブームの火付け役的存在。マルキユー・フィールドスタッフ、墨族オクトパッシングスタッフ、アルファタックルフィールドスタッフ、アシスト工房代表

まだまだ残暑厳しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年は台風10号に徹底的に翻弄され、仕事に遊びに釣りにはもちろん、生活そのものにも、大きな影響が出た方も多いのではないでしょうか。

かく言う私も、釣り関連の動画撮影などが予定変更の繰り返しで、先延ばしに次ぐ先延ばしで予定はガタガタに狂いまして、さまざまな影響を受けております。

あまりにもスピードの遅い台風に対して、早めに備えすぎたが故に、こんなことが起こるとはと嘆きつつも、それでも備えは大切であることには、変わりありませんので、日々の備えから見直さなければ、と思った1週間でした。

昨シーズンを振り返って

さて、まずは昨年のタチウオシーズンを振り返ってみたいと思います。

昨年は、出だしはサイズが小さいながらも、数は順調に釣れたものの、神戸沖の終焉は早く、その後の洲本沖方面も、なかなかよいサイズが出ず。

また、年をまたいでからの釣れ具合も、あまりよくありませんでした。

昨年、一昨年は同じような感じで推移したように思われますが、果たして今年はどのように推移するのでしょうか。

個人的には、1日飽きない程度にアタリがあって、数もほどほどに釣れてくれて、その中に数尾大きいサイズがまじればいいなと思っていますが、よくよく考えれば、タチウオ以外のどんな釣り物でも、それは変わらないですね(笑)。

ただ、タチウオは、ほかの魚のように、小型を効率よくリリースしながら、大型のみをキープするというのが難しい魚種です。

私としては、小さなアタリを捨てて、大きめのアタリを巻きアワセすることで、エサを極力傷めずに、サイズアップを狙っています。

小さなアタリを、いかに速く掛けて数を伸ばしていくか、という釣り方が主流の昨今。座ってゆっくり、のんびりと竿先とにらめっこしながらのタチウオ釣りも、悪くないんじゃないでしょうか。

新鮮な刺し身が1番!

さて、皆さんはタチウオをどうやって食べるのが1番お好きでしょうか? 私は、どんな魚でも刺し身で食べるのが1番好きなのですが、タチウオはその中でも特に、刺し身が最高に美味しい魚だと思っています。

熟成が流行りの近年にあっても、タチウオの刺し身に関しては新鮮さが命!これぞ正に、釣り人の特権だと言えると思います。

派手なシルバーのスーツの中に、ほんのりピンク色をした甘い肉体。神秘すら感じるのは私だけでしょうか(笑)。甘めのしょう油にショウガを添えて。これでビールとハイボールがあれば、あとは何もいらないとまでは言いませんが(笑)、明日への活力も倍増しますね!

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!