いかにベイトを掛けるかは、針の大きさで決まる!「落とし込みの針の大きさ」

寄稿:大東哲也

大東哲也(おおひがしてつや) プロフィール

オーナーばりスタッフ。タチウオキングバトル2019セミファイナリスト。さまざまな釣りを楽しむマルチアングラーで船釣りだけでなく堤防での釣りにも造詣が深い。

9月に入りましたが、残暑厳しく、秋の訪れを実感するのは、まだまだ先? いやいや、海の中は夏の釣り物から秋の釣り物に、少しずつかわってきています。

秋は釣り人にとって、悩める季節。釣り物も増え、何を狙うか? あちこちの釣果と、にらめっこしながら、考えていますが…。

体が1つしかないのが、残念でならない今日この頃。

落とし込みのキモ

今回は、ハイシーズンに突入している「落とし込み(アンダーベイト・タテ釣り)」のキモ的な話をしてみようと思います。

関西近郊で落とし込みを楽しめるのは和歌山、大阪・泉南、兵庫・香住や淡路、三重・鳥羽や福井・三国などです。

ターゲット、エリアをかえれば、5~11月ぐらいまで楽しめます。

メインターゲットはブリ、ヒラマサ、カンパチなどの青物から、ハタ類、ヒラメ、マダイなどで、魚種が豊富なのも魅力の1つ。

とりあえず、イワシなどの小魚を捕食している魚なら、いろいろと釣れます。この釣りで重要なのは、「いかにエサとなる小魚を針に掛けるか?」です。

釣れているベイトを釣るのに適した仕かけや針を選ぶことが、重要になります。

エサとなるのは、主にイワシ類やアジですが、それぞれに適している仕掛け(マテリアル)がありますので、今回は簡単にご紹介。

仕掛けについて

・カラ針(ギジなし)
イワシメインならコレ

・フラッシャー付き
オールマイティー

・魚皮付きタイプ
アジメインならコレ

ほかに天候や光量、潮色、濁りの有無など、外的要因も絡んできますので、一概に「これが正解です」とは言えませんが、概ねこんな感じですので、最初に投入する仕かけの目安程度にしてください。

この話をキモ的な話にしてもよいのですが、今回は違います。

以前の連載で「ベイトを活かす針形状」的な話を書いたのですが、今思うとマニアすぎる内容でした…。今回はもう少し、実釣でも役に立つ内容にしてみようと思います。

冒頭でも書きましたが、「いかにベイトを掛けるか?」。この釣りは、これが釣果に直結します。

今回のキモは「針の大きさ」

ギジの種類のほかに、針の大きさ、形状、ハリスの長さ、エダの本数、エダ間など、いろいろとあるのですが、今回テーマにするのは、「針の大きさ」。

ベイトの大小で、針の大きさをかえるということですが、ベイトに対して針が大きいと、仕かけにベイトが掛からない。ベイトに対して針が小さいと、付いたベイトがすぐ外れるといった具合に、ベイトの大きさと針の大きさのバランスが、釣果を上げる上で、非常に重要な要素の1つとなります。

例えば、ベイトが小さく、なかなか掛からないとなると、小針にしてエサ付けを優先したいところですが、ベイトが掛からない時は、1度付いたベイトを、そのまま長くキープする必要があります。

一方、大きい針だと掛からないけれど、小さい針だとエサがすぐに外れる…といったことも発生します。

群れの中でのベイトの大小や、種類が異なることもあり、その度に仕かけをかえていければベストですが、なかなかそういう訳にもいきません。

こういったジレンマを伴いながら釣果を出していくのが、「落とし込み」の醍醐味の1つですので、我々メーカーもさまざまな種類のアイテム、号数をリリースしている次第であります。

メインターゲット、メインベイトに合わせて、針の大きさも気にしていただければ、釣果アップも間違いなしです! さらに、仕かけを見直せば、より奥深い「落とし込み」の世界に突入できると思います。

使用アイテム

今回紹介するのは、「落し込み剛サビキ」シリーズの新作!「ミックスベイトイワシSP」です。表面にホログラムの特殊加工を施して、エサ付きに定評のある「剛華HG」を使用したカラ針タイプの新しいアイテム。4本針で扱いやすさも抜群なのですが、最大の特徴は、針の大小をミックスしてあり、エサの大小に1つの仕かけで対応できるようになっています。

先日、淡路島沖へ釣行した際も、ポイントが異なると、メインベイトのウルメイワシのサイズが異なるような状況でしたが、この仕かけ1つでバッチリOKなんてことがありました。

落し込み剛サビキミックスベイトイワシSP」、ぜひお試しくださいませ。

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