剛樹、さらに研ぎ澄まされ…
少し前、剛樹の新たな泳がせロッド「スタンディングギフテッド」についてご紹介させて頂いた。
その際にも少し触れたのだが、剛樹のロッドはニューフェーズに入ったといってよい。
これまでも屈強でありながら粘り、それでもなおダルさを感じさせない剛樹のブランクスであったが、直近のプロトを含むロッドたちは、さらに軽く、そして特にネジレに対する剛性が向上した特殊素材を採用している。
開発進行中! オートマチックにマダイを上げる竿
軽く、驚異的に粘り、さらにネジレ剛性が増したとあってこれまで以上にビッグファイト時のアングラーの負担少なく大物を上げることにつながるが、それは大型魚だけにあらず。
さてさて、こんな動画を。
こちらは今年5月の釣行時のもので、新潟・上越でいわゆる乗っ込みマダイを狙った時の映像だ。
このプロトロッドもまた、新構造ブランクスを採用したコマセマダイロッド。
剛樹にはマイスターベルクという名竿があるが、その次を担うロッドとして鍛えられ、完成まであと一歩というところだとか。
パラボリックに曲がり込むブランクスは、魚が引き込んでもロッドが付いていくから、暖簾に腕押し状態。魚が突っ込み逃れようとしても竿が付いていくから反発しない。
さらに復元力の高さも抜群。だから魚が、必死で突っ込んでもついてこられ、泳ぐのを止めたら勝手に持ち上げてくるようなロッドに。
無理せずアングラーの負担少なくリフトし、さらにネジレにも強くなっているから縦・横方向あらゆる角度に曲がり込んでいってもブランクスのポテンシャルを損ないにくい。
また、ファイティングバットも新デザインを採用する予定だそうだ。
ロッドキーパーへのホールド性、握った際のフィット感や軽さも向上。またデザイン的にもさらに洗練されたものになっている。
まだ正式な名を持たないプロトの段階ではあるが、新構造の剛樹ブランクスが採用されたマダイ竿、その登場が楽しみです。