【伊勢湾タチウオKINGワンデイバトル】優勝者のタックルやエサ、釣り方のコツとは?

大型のタチウオが狙える、伊勢湾をフィールドに開催された、「伊勢湾タチウオKINGワンデイバトル」。

2024年度は南知多・師崎で開催。33人が参加し、石川丸と忠栄丸の2船に分かれて出船した。

この大会は、大型タチウオがコンスタントに上がる伊勢湾の特長に合わせて、5尾総重量の規定で開催。

熾烈な戦いの末、優勝したのは伊勢湾がメインフィールド蓑島宏幸氏。今回は蓑島氏のタックルやテンヤ、エサ、そして大会の当日の状況を踏まえた、大型タチウオの狙い方などを紹介したい。

▲優勝の蓑島宏幸氏

優勝 蓑島宏幸氏(中央)、2位 平山治男氏(右)、3位 前田樹成氏(左)

タックルと仕かけ

伊勢湾では50号のテンヤを使う

伊勢湾でのタチウオ狙いは主に、伊勢湾の東に位置する伊良湖沖がメインのポイントとなる。このエリアは潮が比較的速く、また水深が深い。

ここのポイントでは、大型のタチウオを狙うことができる。伊勢湾では、前述した通り潮が速いので、使うテンヤは大阪湾などに比べて重く、50号を使う。シルエットは大きい方がよいので、基本的には鉛のテンヤを使用することが多い。

伊勢湾の船テンヤタチウオの仕かけ

優勝者が使っていたタックル

▲蓑島宏幸氏が使用していた、アルファタックルのロッド

▲ポイントの伊良湖水道は水深が深いため、電動リールが手返しがよくて便利

▲優勝した蓑島宏幸氏が使っていたテンヤ

チョイスするエサが重要

エサ持ち、食いがよかったサバ

師崎、片名の多くの船宿では、エサは持参。大会の参加者たちは、さまざまなエサを持ってきていた。

多くの人がイワシやサンマを持ってきていたが、大型のタチウオを狙うには、小型をかわす必要があるため、持ちのよいエサがよかった。

▲優勝した蓑島宏幸氏はサバの切り身を使っていた

▲昨年優勝した前田氏は締めたムロアジを使っていた

▲エサ持ちがよいソーダガツオをエサにしていた人もいた

▲食いがよかったイワシ

 

大型を釣るには?

小型をかわして個体をかえよう

今回の大会のルールである、5尾総重量。

いかに大型のタチウオを釣り上げられるかが、カギとなる。基本的にタチウオは小型が先に寄ってくることが多い。そのため、すぐにはできるだけ掛けずに小型をかわして大型のアタリがくるのを待つ、という釣り方、もしくは数を釣って、その中で大型がくるかを待たなければいけない。

優勝者のメソッド

優勝した蓑島氏は、10回ほど早巻きをした後にステイがよかったとのこと。小型が追ってこれないぐらいのスピードで巻いて、小型をかわす釣りを展開していた。

▲大型のタチウオが掛かった瞬間は電動巻きでなく、最初は手巻きで丁寧にやり取りすることが大切。電動のフルパワーで巻くと、バラシの原因となる

▲アタリがあってもすぐに掛けずに、大型のアタリがくるまで、
小型をかわすのが◎

ぜひ、この記事を参考に、伊勢湾エリアで大型のタチウオを狙ってみてほしい。

 

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