イカメタルは日本海だと思い込み、太平洋側の釣りに対応できず…「方向音痴にもほどがある」

寄稿:トモチン

トモチン プロフィール

自称「シンガーソングライダー」歌って走れるアーティスト。 飲料メーカー「サンガリア」でおなじみの歌「イチ、ニ~、サンガリア♪」のサウンドロゴを歌う(2003年~)。 地上波バイクTV「Like a wind」MCとしてレギュラー出演中。 週刊釣場速報にて「トモチンのおさかな珍喜劇」を執筆中。

方向音痴にもほどがある…

超方向音痴な私。「すぐに迷子になるハーレー乗り」、「地図が読めないバイカー」としてバイク業界で認知されている。

釣りに行く際も、余裕を持って出発すれど、港の近くまで来ているはずなのに、入口が分からず、ギリギリになることもザラである。ナビがあっても迷うのだ。

釣具メーカーのステッカーを貼っている車に付いて行けば到着するだろうと安易に考え、さらに迷ったりも。

根本的に、昔から地理が大の苦手である。「日本の府は?」と問題を出され、何の迷いもなく「ぎふ」と答えてビックリされたことがある(「都」を聞かれ、「京都」と言わなかったのが、ギリセーフか!?)。

釣りの写真をSNSでアップすると、「どこで釣ったの?」と聞かれることがあるが、ポイントを内緒にしようとかではなく、単純に分かっていなくて、答えられなかったり。

恥ずかしながら、釣りを始めたおかげで、日本海と太平洋の位置が分かったと言っても過言ではない。

先日、三重県の五ケ所湾にイカメタルに行った。エギング仲間5人で行ったのだが、そのうち3人はイカメタルが初めてだった。

ぶっちゃけ、イカメタルは自分的に、比較的自信がある釣りだったので、出船前にドヤ顔でレクチャーをした。

ところが、いざ釣りが始まると、私だけ出遅れるパターン。とは言え、まだ明るい時間。焦らず、勝負は日が落ちてからだと平常心。

しかし、どんどん釣果に差が付いてきて、焦った。出船前に買ったオニギリもパンもお菓子も、モグモグせずに、モクモクと釣りをし、殺気が出ていると周りに突っ込まれた。結果、皆の半分の釣果で終わるという結末に。

船長に私の敗因を尋ねると、「エギ、スッテの大きさやね〜。もっと小さいサイズも持ってきた方が絶対にいいよ」と言われた。

私が持参していたのは、2.5号のエギ、エギドロッパーは小さいもので1.8号だった。今まで、このセットでバッチリだったのに。

「イカメタル=日本海」と思い込んでいた

すると、竿頭の同行者に「トモチンだけ、日本海の釣りしてたな〜」と言われ、ハッ! とした。「ここって、太平洋だったんだ!」と改めて気付かされたのだ。

エギングで三重はよく来るので、「三重=太平洋」と頭にインプットされていた。イカメタルは何十回としてきたが、全て日本海だった。なので、私の頭の中は「イカメタル=日本海」と認識されていたのだ。

太平洋側は大剣は難しいけれど、食べて美味しいサイズのケンサキイカが釣れるということは、情報として知っていたのに…。

あぁ〜、ルアーチョイス、タックルバランス、誘い方含めて、太平洋イカメタルを勉強してリベンジしたい! と言うより、地図から、いや、一般常識から勉強し直さないといけない、私の夏は終わった。

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