気になっている方、多いのではないでしょうか?
2024年、シマノから満を持して登場したハイエンドカワハギ竿「ステファーノ リミテッドM175」。

出典:シマノ
先日、このロッドを触らせてもらえる機会があったのですが、正直、物凄い使いやすいロッドでした。
ステファーノ リミテッドM175
シマノロッド最高峰の証である“limited”を冠するステファーノリミテッドは、冷静にカワハギシーンを俯瞰することにより最先端のロッドテクノロジーを適材適所に採用。それを徹底的に磨き上げることにより理想かつ究極の目感度と手感度を追求。同時に腕・手、そして指先ですら操作感を愉しむべく歴代ステファーノにおける最軽量を目指し、フロントトリガーという自重増の要素を加えてなお、前作と同重量を達成しました。
その到達点は、誰もがどんな状況でも、最高レベルの釣趣を愉しむことができる唯一無二の1本。
さらに各所・細部に至るまでこだわったカラーリングと意匠は所有する喜びとともに、フィールドでの釣り人の気持ちを昂らせます。造形・色彩においても機能性と美しさを兼ね備えた“limited”ならではのクオリティを実現。
最先端テクノロジーと最新の釣法トレンドに対応するノウハウを掛け合わせて昇華させた“limited”でしか成し得ない、新世代“limited”の誕生です。
出典:シマノ
品番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
M175 | 1.75 | 1 | 175 | 54 | 1.0 | 20-40 | 300 | DOWNLOCK | 99.9 | 84,000円 |
シマノ公式「ステファーノ リミテッド」詳細ページはこちら
カワハギ釣りってこんなにアタリが分かる釣りだったの?
まず初めに、筆者は関西在住で特段カワハギ釣りをやり込んでいるわけではなく、仲間内で年に1度か2度行く程度。なので、上手い人が釣っているのを見て「腕の差ってこんなに出るんだなぁ」と、ボンヤリ楽しんでいたワケで。
で、話を戻して「テファーノ リミテッドM175」。仕掛けを付けて触ってみると非常に軽くてシャープなんだけど、意外と柔軟。特に穂先はしなやかで、仕掛けの上下にキレイに追従してくれて、目感度はギンギンに感じられる予感。
いざ実釣してみると、全体的にしなやかなブランクス設計なのに、今まで感じ取れなかったカワハギがエサを啄む金属的なアタリが明確に手感度として分かるんです。
「カワハギ釣りってこんなにアタリが分かる釣りだったの?」と、今までのカワハギ釣りが覆されるような衝撃。
例えるのであれば、低速な通信環境で動画を見ていてたのが今までのカワハギ釣りで、「ステファーノ リミテッドM175」はサックサクの通信環境みたいな(分かりにくければスミマセン)。「解像度が上がる」と言うのはまさにこのことで、カワハギ釣りの世界が急に鮮明になるような感じ。
「あぁ、今触ってるな」「結構強引なアタリだな。ベラかな?」なんて感じに水中のイメージがクリアになったような。
で、手感度さえ分かればこちらのもの。あとは誘い下げるのか、その場で止めるのか。本アタリを目感度で取ればよいだけ…。としていると、2枚、3枚とポンポン釣れてまたビックリ。
もちろん繊細でテクニカルなカワハギ釣りですから、腕の差は出るのは当然。なのですが、道具でここまで釣果が変わる釣りなのも面白い事実。メーカー希望価格83,000円と超高級なロッドなのですが、地域によっては在庫がないというのにも納得。
今回は宙の釣り、いわゆるタテの釣りでしか使用しませんでしたが、ヨコの釣りにも調子が良いと評判なようで。
価格は確かに高いが手にする価値は十二分にある
カワハギ釣りに関しては、初心者とも言える筆者が使ってここまで違いを感じられる「ステファーノ リミテッドM175」。
価格は確かに高い。でも、それ以上に価値がある1本なのではないか…というのが今回使った感想です。あと筆者の初心者にもいいんじゃないか? とも感じて、感度がよく、汎用性の高いこのロッドを使えば、カワハギ釣りの面白さを感じられる最短ルートになるような気がしていて。
兎にも角にも、1人のカワハギ釣りの世界観が変わった至高の1本。
釣具店で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。