大接戦の末、予選通過。勝因は丁寧な釣り【タチウオKINGバトル予選Report】

樋口 輝(ひぐち ひかる) プロフィール

樋口 輝 Hikaru Higuchi 2022大阪湾タチウオKINGバトル優勝者。テンヤタチウオはもちろん、ゲーム性の高い釣りはオールジャンル楽しむアングラー。テンヤタチウオで得意なスタイルは即掛け

タチウオKINGバトル予選Report

皆さん、こんにちは! シマノモニターの樋口輝です。今回、9月25日に明石の海蓮丸にて行われた、大阪湾タチウオKINGバトルの予選に参加し、激戦の中、何とか通過することができました。その模様をお伝えします!

受付を完了し、本日のバトル参加人数は4人。少なめのエントリー者数でしたが、皆さん顔なじみで、テンヤタチウオに精通している方々ばかり。気が引き締まります。

5時に出船し、ポイントである神戸沖を目指します。ここ数日の釣果を確認すると、濁りの影響か、釣果は右肩下がりで、かなり厳しそうな状況でした。

今回の作戦は、食いが悪く、追いが悪いことを想定して、とにかくエサにこだわりました。

キングバトラー内では主流になりつつある調合エサですが、生サンマをメインに、アミノ酸の液体にエビ粉や、うま味調味料をふんだんに漬け込んだものを用意しました。

予選では、船宿のルールに基づきますが、海蓮丸ではテンヤの個数制限がないので、できるだけ多くのテンヤにエサを巻き、1尾釣れれば新しいエサを投入。常に鮮度の高いエサを使用して、少しでもよいアタリを引き出し、有利に試合を進めたいと考えました。

タチウオは底に

当日の水深は60m前後がメイン。朝イチはテンヤを着底させてスタート。高活性の魚を狙ってテンポよくジャーク&ステイを試みましたが、反応はなし。
クラッチを切り、底を取り直すと、着底と同時にヒット!

1尾目を釣り上げたこの時点で、タチウオが底に張り付いていると予想しました。すぐに底を丁寧に探り、連続キャッチに成功。

しかし、すでに周りに出遅れていました。メンタルでは「絶対に諦めない!」という強い気持ちを大事にし、チャンスを伺っていました。

次第に、渋いと思われていた状況が一変し、アタリの質が変化。このチャンスを逃さず、ミスを減らしながら丁寧に掛けていきました。

周りに出遅れた釣果を取り戻し、そこから一進一退の攻防が続き、誰が勝つか分からない状況に。

誘いを駆使しアタリを引き出す

終盤はアタリが激減し、1尾の差が非常に大きくなりました。バーチカルでアタリがでにくい時は、カーブフォールを利用したり、さまざまな誘いの引き出しを使って、アタリを引きだすことを意識しました。

12時に納竿。カウントは港に着いてから発表されるとのこと。

結果は、73尾。2位は72尾、3位は70尾という大激戦で、1尾差で予選通過となりました。

次は、セミファイナル通過を目指して頑張ります!

■タックル
ロッド:サーベルマスターエクスチューンテンヤ91H164
リール:フォースマスター600DH
ライン:タナトル8サーベルマスター2号
リーダー:フロロ10号
テンヤ:サーベルマスター船テンヤβ40号ブルーグロー、ゼブラチャート、Aイワシ

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