…と言いきってしまうと、少々語弊がありますが。
実際、大阪湾のロケにて、このカラーでめちゃくちゃにサワラが釣れたという事実。
「エッジパールゴールド」というカラー
それがこの、「エッジパールゴールド」というカラーだ。
ジグの側面にはキラメキの強いゴールドカラーが塗られており、背面にはブルピンがあしらわれている。このカラーはシマノのインショアルアーである「タングマンブレード」や「フォールショット ブレード」などに採用されている。
シマノ。そして大阪湾でインショア…と来れば、この人物。
有名船シーマジカルの船長で、シマノモニターを務める角井 良隆氏だ。
角井氏は、黎明期から大阪湾のブレードジギングの研究を進めた若くして偉大な人物。その経験やノウハウを活かして、シマノのアイテム製作に携わっている。
…で、今回紹介する「エッジパールゴールド」も角井氏の考案カラー。
大阪湾のブレードジギングを知り尽くす男が作り上げたカラー…と聞くと、興味が湧いてくるのではないだろうか?
エッジパールゴールドが必要だった理由
大阪湾は流入河川の多いフィールドだ。そのため川の濁った水が海に入り、マッディな水の色になることが多い。
なので、大きくアピールできるカラーが必要なのだ。
そこで角井氏が作り上げたのが「エッジパールゴールド」。“海の中でとにかく目立たせたい”という意識で配色されており、一度のギラつきで高いアピール力を発揮するカラーだ。
また、このカラーは濁った水の色の中で目立つだけではなく、何千尾というイワシの群れの中に入れても、サワラやサゴシが第一に見つけやすいカラーにもなっている。
こうした理由から、大阪湾で高実績を叩き出しているカラーと言われる理由となっている。
カラーローテの重要性
ただし、「エッジパールゴールド」だけがあればよいのか? と聞かれれば、答えはNOらしい。
周りは釣れているのにアタリがないときや活性が低く感じるときには、ベイトライクな「シルバー系」のカラーが有効になるという。
角井氏は、まず初めは「エッジパールゴールド」から釣りを開始し、活性に合わせてシルバー系を使ったり、また活性が高まったタイミングでカラーを戻し…というローテーションを主軸としているとのこと。
以上が、大阪湾で「エッジパールゴールド」がよく釣れる理由と、その背景だ。
大阪湾というフィールドに必要な要素が詰まったカラー。まだまだ大阪湾ブレードジギングのシーズンは続くので、釣行予定があるアングラーはぜひ試してみてほしい。
シマノ公式「フォールショット ブレード」詳細ページはこちら
シマノ公式「タングマンブレード」詳細ページはこちら
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