広範囲に攻めて、落ちギス202尾と爆釣!アタリが少なければ、いつもと違うポイントを狙うのも◎

寄稿:松尾幸浩

落ちギス202尾の爆釣劇

残暑がようやく収まり、朝夕に秋の気配が漂ってきた。これから爆釣が期待できる、落ちギス釣りの高シーズンが到来だ。そこで、定評ある兵庫・東播の高砂港白灯台波止へ釣行した。

現地到着は7時頃。急いで波止に下りると、白灯台の先端部にはズラリとルアーマンが並んでいるが、キス釣りの好ポイントである大波止の根元から第一カーブまでは、何とガラ空き。これはラッキーだった。

早速タックルをセット。投げ竿は「トーナメントマスタライズキスAGS33-405LM」、リールは「トーナメントサーフ45TYPE-R」。キス針5号の10本針に石ゴカイを刺して軽くキャストし、スローでサビく。

当日は曇り空で、強い北東の風が吹いており、朝まずめは肌寒いぐらいだ。案の定、1投目は見事に素針。仕方なく、次は遠投して広範囲に探るが、 弱々しいアタリが続き、上がってきたのはピンギス2尾とガッチョにフグと散々。期待の落ちギスは全く姿を見せない。さぁ、困った。

そこで、大波止の中央付近に移動。ここは普段は攻めない所だが、祈るような気持ちで南西方向へキャストし、水深のある所を狙う。

これが見事に当たった。糸フケを取ってからスローでサビくと、すぐにブルン、ブルン、ブルルンと心地よいアタリが連発。そのまま追い食いを待ってからリーリングすると、海面から鈴なりのキスが上がってきた。

8連でゲット

型は13~15cmと小型が主体だが、いきなりの8連で、思わず口元が緩む。

それからはキスの活性が非常に高く、アタリ連発で7連、8連と落ちギスの群れがいるのか、ハイペースでクーラーにどんどんキスが溜まっていく。これがキス数釣りの醍醐味だろう。

ここは外道の姿もなく、広範囲を1人で探れたのもよかった。

結局、昼食を食べるのも忘れて釣りまくり、クーラーが一杯になったので14時前に納竿したが、202尾と期待通りの爆釣となった。

松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール

DAIWAフィールドテスター、全日本サーフキャスティング連盟、兵庫協会神戸投翔会名誉会長を務める投げ釣りのプロフェッショナル。キャスティングの競技会での優勝経験もあるなど、高い技術力を持っている。

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