カワハギの極意を公開!「縦と横」で完全攻略【鈴木 孝&佐々木 健仁】

先日公開されたこちらの動画、もうご覧になられましたか?

 

カワハギ界のレジェンド、シマノアドバイザーの鈴木 孝氏、新進気鋭のシマノモニター佐々木 健仁(たつひと)氏が、和歌山・加太沖のカワハギを完全攻略する様子を収めたもの。

名人のテクニック、そして2024年新たに発売となった「ステファーノ リミテッド M175」の、“究極の汎用性”も注目のポイント。

加太沖攻略のポイントは“速い潮”

加太沖の特徴は“潮が速いこと”。これこそが加太の真骨頂であり、攻略に欠かせない要素だ。

カワハギ釣りにおいて潮が速いということは、横(キャスト)の釣りが成立しづらくなり広く探れないこと、食わせの間が短くなること、などデメリットが多い。それでも加太のカワハギ釣りが人気なのは、その潮の速さに耐えるべく鍛えられた厚みのある個体が釣れ、そして良型が多いこと。

ではどのようにして、名手は速い潮を攻略していくのか?

今回は、レジェンド鈴木氏の攻略法にフォーカスを当てて紹介していきたい。

縦(宙)の釣りでは“あまり誘わないこと”がポイント

鈴木氏曰く、加太では潮が速いことを前提に“あえてあまり誘わない”と言う。

ロケ当日も1ノットを超える潮の速さがあり、転々とポイントが流れながら魚がエサにたかっているのは手感度で感じられるものの、追いけない、食いきれない状況。そのようなときは、オモリを10~15cmくらい底から切った状態で誘いを掛け過ぎないことでエサを見失わせず、根や底にオモリが当たって仕掛けの動きが一瞬止まったタイミングで食わせるのがよいらしい。

「潮が速すぎると、カワハギを下に連れて行って吸わせることが難しくなります。かと言って潮が流れなさすぎるとアタリが減る。コレが加太特有の地域性があって、攻略するのが楽しいんですよね」

そう言いながら、船中アタリが少ない中、鈴木氏はその誘い方で次々と掛けていく。

「こんな潮の速い状況ですから、流れに打たれても手感度と目感度の両方がしっかり出てくれないと釣りにならないんです。『ステファーノ リミテッドM175』は“究極の汎用性”と謳っているだけあって、こんな状況でもアタリが明確に伝わります。正直、完成品を手に取ったときは、穂先が柔軟なのでここまでの手感度が出るとは思いませんでした(笑)。手感度が出るので、高次元に縦の釣りが展開できることに感動しましたね」

横(キャスト)の釣りは無理してしないこと

そもそも潮が速い状況では横の釣りは成立しにくいので、無理して探るよりも縦の釣りを続ける方が釣果は伸びると鈴木氏。横の釣りを展開するのであれば、少しでも潮が緩んだタイミングで、“誘った後に吸わせしろを持たせた誘い方”をするのが鈴木氏の攻略法。

具体的には、ロッドの位置を高く構えながら誘い、そのまま潮の流れに追従するようにロッドを下げて食わせの間を演出すること。

ただし、先述したように無理は禁物。縦の釣りが成立するときは、そちらに振り切ってしまった方がよいとも。

実釣の様子は動画でチェック!

 

渋い時間~高活性時まで終始アタリを出し続けて納竿。

圧巻の様子は、以上の動画でチェックしてみて欲しい。アナタの加太沖攻略法がきっと変わるハズ。

使用タックル

鈴木 孝氏のタックル

■ロッド:ステファーノ リミテッドM175
■リール:ステファーノSS 100HG RIGHT
■PE:タナトル8 0.8号
■リーダー:直結

佐々木 健仁のタックル

■ロッド:ステファーノ リミテッドM175
■リール:ステファーノSS 101HG LEFT
■PE:タナトル8 0.8号
■リーダー:フロロカーボン4号

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

 

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