11月3日に和歌山・加太で開催された「大阪湾タチウオKINGバトル セミファイナル」のレポートをお届け!

11月3日、和歌山・加太の三邦丸で「大阪湾タチウオKINGバトル2024セミファイナル」が開催されました。

予選期間は9月から10月末までの2カ月、兵庫、大阪、和歌山の釣船22軒で、合計87回の予選が開催され、準決勝進出を決めた選手が加太に集まりました。

予選は、従来通りのレギュレーションで、釣った尾数の多い人が勝ち抜け。セミファイナルとファイナルでは、一昨年よりサイズ制限(2022年は全長80cm以上、2023年は肛門前長26cmのみカウント)を設けていましたが、今大会は「長寸制限なしの尾数勝負」に。ここ2年間のレギュレーション変更から、従来通りの数釣り勝負に戻し、各選手、どのような展開で臨むのか、注目が集まりました。

競技時間は、約3時間半。抽選で釣座を決定した選手たちは、それぞれの船に乗り込み、出船の時を待ちました。

三邦丸の4隻86人(1人欠席)の選手を乗せて、まだ暗い5時半頃に出船。当日は北寄りの風が強く、ゆっくりとしたスピードでポイントのアカマツに到着したのは、6時頃。仕かけチェックを済ませた後、4隻同時に試合開始となりました。

水深は約60m。記者が乗船した、あおさんぽうでは、朝イチは、すぐに竿が曲がる高活性状態。緊張感が伝わる中、とにかくスタートダッシュをかけて、各選手たちは黙々と釣っていきました。

しかし、コンスタントに釣る選手もいれば、アタリがあっても掛からない、途中でバレてしまう選手も。アタリがなければテンヤの色をチェンジしたり、エサの種類をかえてみたりと、さまざまでした。

中でも右舷ミヨシ寄りの布谷選手は、パターンを掴んで、連発。コンスタントにアタリを取っていき、数を重ねていました。

流れがかわったのは、納竿30分前。中盤のあまりアタリがない状況から、再び高活性状態に。そんな中、左舷ミヨシ近くの金森聡選手は、緻密に釣り上げていくなど、各選手ともにラストスパート。

9時半、競技終了。2組に分かれて検量が開始されました。船の前後のスペースで選手たちそれぞれが、クーラーの中のタチウオをカゴに入れて数える方式で、帰港時には検量も終了。

結果、あおさんぽうでは、1位は布谷選手36尾、2位は金森聡選手34尾、3位鵜本選手33尾、4位大島選手30尾、5位は毛利直樹選手28尾。この5人がファイナルへの切符を手に入れました。

あかさんぽう、ベルデ、しろさんぽうでもボーダーラインは20-30尾前後が平均的なところでした。そんな接戦を勝ち抜いたファイナル進出者は、左記の18人と、昨年KINGの小牟田選手を合わせた19人。

12月8日に大阪・泉佐野の上丸で「大阪湾タチウオKINGバトルファイナル」が開催されます。どんな戦いが繰り広げられるのか。ご期待ください。

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ファイナル進出者

熱戦のセミファイナルを勝ち抜いた18人の選手に加え、シード選手の11代目タチウオKING・小牟田俊寿氏の計19人がファイナルに進出。ファイナルは12月8日、大阪・泉佐野の上丸にて開催されます。

11代目KING 小牟田俊寿氏(シード)

あかさんぽう1位 岡本茂明氏

あかさんぽう2位 荊木康司氏

あかさんぽう3位 黒木淳氏

あかさんぽう4位 一之瀬遥斗氏

あかさんぽう5位 高見祐基氏

あおさんぽう1位 布谷浩規氏

あおさんぽう2位 金森聡氏

あおさんぽう3位 鵜本美昭氏

あおさんぽう4位 大島真喜夫氏

あおさんぽう5位 毛利直樹氏

ベルデ1位 小森智之氏

ベルデ2位 森友景太郎氏

ベルデ3位 小林正和氏

ベルデ4位 川中義貴氏

ベルデ5位 生田圭氏

しろさんぽう1位 木内宣隆氏

しろさんぽう2位 坂匠氏

しろさんぽう3位 原田絢氏

当日は全日本釣り団体協議会・兵庫県支部が、こども食堂へのタチウオの提供のお願いの呼びかけをし、約250㌔・500尾を回収しました。

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