わずか1時間半で青物6尾!! 怒涛の快進撃で前年度KINGとの一騎討ちを制し、初の戴冠!【関西つり堀KINGバトル ファイナル】レポート

「関西つり堀KINGバトル」のファイナルが、三重県五ケ所湾礫浦の海上釣り堀辨屋で11月17日に開催されました。

セミファイナルを勝ち上がった16人が2つのイケスに分かれ、上位4人ずつがファイナル2部へと進む今年のルール。

ファイナル1部の釣果を持ち越し、前半で全体2位の好釣果を上げていた前年度KING・中嶋氏が逃げ切るかに思われましたが、青物狙いに徹した中野氏が怒涛の追い上げで差し切る、見応えのある試合となりました。

そんな「第2回関西つり堀KINGバトルファイナル」の模様をレポートします。

関西つり堀KINGバトル ファイナルin三重・礫浦

今年より、ファイナルは2部制になった「関西つり堀KINGバトル」。

10月に行われたセミファイナルを勝ち上がり、ファイナルへ駒を進めた16人が、海上釣り堀辨屋の大イケス2つに分かれて、8時に試合がスタートしました。

開始前の辨屋の代表・辻本氏の「(放流した魚が)食ってくれるかなあ」の心配は杞憂に終わり、開始直後から怒涛のマダイラッシュが始まりました。

▲開始直後から、あちこちで竿が曲がる

ファイナルの1部は、開始から20分は青物狙い禁止のため、皆がマダイを狙いますが、その食い方がハンパない状態。

誰かが竿を曲げるのは当たり前、一時はイケスの8人全員がヒットしているシーンもありました。

それが20分続き、青物狙いが解禁となると、ここで各自の戦略が分かれます。

そのままマダイ(2点)を狙う人、高得点(5点)の青物に切りかえる人。

それぞれの思惑で試合は進み、10時に試合終了の合図がありました。

集計後、各イケスの上位4人は、未使用のイケスへ移動。

▲ファイナル2部の風景

最終決戦の2部は、始めから青物狙いが可能なので、皆が青物狙いで勝負に出ます。

ファイナル2部は開始直後から、1部以上に壮絶な釣り合いとなりました。

仕かけを入れた途端に、「青!」。

その都度、周りは全員仕かけを上げます。

これが青物の放流を挟んでも、延々と食い続きました。

▲青物の放流シーン

途中、マダイ狙いに切りかえる人もいましたが、中野氏はその大半を青物狙いに徹し、青物4尾と怒涛の追い上げ。

対する、初代KINGの中嶋氏はマダイを入れ食いさせています。

▲マダイを次々と食わせて入れ食いの中嶋氏

青物狙いVSマダイ狙い、その勝負の行方は、終了間際に青物2尾を続けて上げた中野氏が、終始リードの中嶋氏を見事に逆転。

▲終了間際に、逆転の1尾となった青物を釣り上げた中野氏

2代目KINGの栄冠を勝ち取りました。

関西つり堀KINGバトル 決勝大会上位結果

優勝:中野 博司73点(マダイ17尾、青物6尾、その他3尾)

準優勝:中嶋 優 70点(マダイ28尾、青物2尾、イサギ1尾、その他1尾)

3位:吉村 愛梨63点(マダイ16尾、青物5尾、その他2尾)

4位:吉村 貴雄58点

5位:沖長 孝幸49点

6位:田中 良英48点

7位:木村 将平40点

8位:橋間 勉39点 (以上敬称略)

※数字は決勝1部、2部の合計獲得ポイント。点数は1尾に付き、マダイ2点、青物5点、イサギ1点、その他3点

▲2024年度ファイナリストで記念写真

2代目KING・中野氏のコメント

▲2代目釣り堀KINGの中野博司氏

ファイナルの2部は自分の釣座周りに、マダイが寄っていなかったので、1番を取るか惨敗するかを覚悟で、得意のミャク釣りで青物狙いをしました。

幸いにも青物が多く浮いていたので、見釣りでエサをあまり動かさずに釣ると、食わせることができました。

▲浮いた青物を見釣りで狙う中野氏

タックルは、クラブブルーキャビンさぐりづりM-400、ヴァンキッシュ4000番、道糸ナイロン8号、サルカン接続でハリス5号1m、針は伊勢尼11号。

青物のエサは、カツオの内臓、生きアジ、サバ切り身で、それぞれで2尾ずつ釣れました。マダイなどのエサは、イワシの油をまぜて黄色に染めたアルゼンチンアカエビ、火山などを使いました。

次は連覇に向けて、また釣り堀に通い、レベルアップして行きたいと思います。

ファイナルには豪華ゲストが登場、賞品や参加賞も!

当日、MCにはビッグフィッシングでお馴染みの片原恵麻さん、そしてこの大会の名誉会長のオール阪神氏も登場。

▲左からMCの片原恵麻さん、関西つり堀KINGバトル事務局の可児氏、名誉会長のオール阪神氏

笑いを随所に織りまぜて、真剣勝負ながらも和やかな大会になりました。

上位入賞者には、釣り堀用ロッドや伊勢エビなどの魚介類、協賛各社からの賞品が進呈されました。

▲上位入賞者に贈られた釣り堀用竿

また、朝の受付時には参加賞として、大会のオリジナルTシャツと釣り堀用ダンゴエサが配られました。

参加賞を見せてくれた初代KINGの中嶋氏

これからも釣り堀を盛り上げていきたい!

閉会の挨拶では、海上釣り堀辨屋の代表・辻本氏が「当初は悪天予報でしたが、今日は天気にも恵まれて、釣果的にも非常によかったと思います。この大会を含めて、これからも釣り堀の業界を盛り上げていきたいと思っていますので、皆さんもご協力いただけたらと思います」と締めくくりました。

▲挨拶をする海上釣り堀辨屋の代表、辻本氏

海上釣り堀辨屋では、「魚の美味しさには自信があるので、ぜひ1度釣りに来て、その味を知ってください。これから年末に向けては、マダイは1.2~1.3kg級、9kg級の大ブリ、メジロ、カンパチ、シマアジに、イサギや天然イシダイなども放流していきます」とのことです。

▲優勝の中野博司氏らの釣果

▲準優勝の中嶋優氏らの釣果

▲3位の吉村愛梨さん、4位の吉村貴雄さん親子の釣果

当日の模様は、12月12日(木)に、サンテレビの「ビッグフィッシング」内で放映されます。

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