
小牟田 俊寿(こむた としひさ) プロフィール
皆さん、こんにちは! 11代目タチウオキングの小牟田です。
今年も盛り上がっています「大阪湾タチウオKINGバトル」、先日セミファイナルが行われ、ついにファイナリストのメンバーが決定しました。
凄腕揃いで、激戦必至! シードだった私も、いよいよ本番を迎えるため、しっかりと準備を整えるべく、ファイナルの舞台となる、泉佐野の上丸で練習してきました。
テーマを決めてファイナルの練習
釣行日は11月10日、長潮。ファイナルまでに練習に行ける回数は限られているため、1回1回を意味のあるものにするため、テーマを決めて臨みます。
今回のテーマは、「追わせて掛ける」に設定。
1回のアタリに対するキャッチ率を、しっかりと確認していきます。
ポイントは洲本沖。釣座は左舷ミヨシ。
当日は、朝イチからコンスタントにアタリがあり、タチウオも追い気がある状況。しっかり追わせて、引き込んでからアワセを入れることを徹底していきます。
上がってくるタチウオの掛かり所を見ると、やはりほっぺた部分に掛かっていることが多く、バラシを軽減できるのが、この釣りのメリットの1つ。掛かり所がよければ、安心して巻き上げスピードを上げられるので、掛けるまで時間がかかる分を相殺することも可能です。
また、追わせることでサイズアップを狙えるのも、この釣りのメリット。
今回の実釣でも、小さい初期アタリから追わせて追わせて、最終的にガッツリ食い上げバイト→良型ヒットのパターンが、何度もありました。
明らかに魚が途中で入れかわっていると感じるアタり方で、昨年のKINGバトルのレギュレーション攻略にも、非常に効果的だったと実感しています。
この日は結局、最後までアタリが途切れることなく釣れ続き、最終105尾の釣果。
初期アタリから追わせ切れず、掛けられなかった回数は2回。巻き上げ途中のバラシも2回という結果でした。
1回のアタリに対するキャッチ率は、非常に高かったと言えます。
さらに、110cmオーバーの準ドラゴンサイズも複数キャッチし、追わせの釣りが炸裂した1日となりました。
今回はテーマを決めて、追わせの釣りに徹しましたが、状況によっては即掛けの方がスピードアップに繋がることもあります。
ファイナル当日までの状況の変化に合わせ、しっかりとアジャストしていこうと思います。
目指せ2連覇! 応援よろしくお願いします!
注目TOPIC
2機種のロッドの使い分け
現在、私が愛用中のロッド・シマノ サーベルマスターエクスチューンには、82H172と82M/MH178の2機種の8:2調子がラインナップされています。
今回は高活性の魚を追わせて釣るため、掛け所をより早く察知できる、モタレ感度に優れた、硬めの穂先を持つ82H172をチョイスしました。
もっと水温が下がり、活性が低くなると、タチウオがバイトした際に違和感を感じにくく、追いを促進できる、軟らかい穂先を持つ82M/MH178が活躍します。
同じ追わせる釣りでも、活性に応じたロッドセレクトが釣果を伸ばすコツです!