テーマを決めてファイナルの練習を実施。そのテーマとは「タチウオを追わせて掛ける」

小牟田 俊寿(こむた としひさ) プロフィール

テンヤタチウオのほか、船タコ、船メバルなど大阪湾の人気船釣りジャンルをはじめ、磯釣りも精力的にこなすアングラー。テンヤタチウオの得意なスタイルは即掛け。大阪湾タチウオKINGバトル2023の第11代目KING。昭和61年生まれ

皆さん、こんにちは! 11代目タチウオキングの小牟田です。

今年も盛り上がっています「大阪湾タチウオKINGバトル」、先日セミファイナルが行われ、ついにファイナリストのメンバーが決定しました。

11月3日に和歌山・加太で開催された「大阪湾タチウオKINGバトル セミファイナル」のレポートをお届け!

凄腕揃いで、激戦必至! シードだった私も、いよいよ本番を迎えるため、しっかりと準備を整えるべく、ファイナルの舞台となる、泉佐野の上丸で練習してきました。

テーマを決めてファイナルの練習

テーマは「追わせて掛ける」

釣行日は11月10日、長潮。ファイナルまでに練習に行ける回数は限られているため、1回1回を意味のあるものにするため、テーマを決めて臨みます。

今回のテーマは、「追わせて掛ける」に設定。

1回のアタリに対するキャッチ率を、しっかりと確認していきます。

ポイントは洲本沖。釣座は左舷ミヨシ。

当日は、朝イチからコンスタントにアタリがあり、タチウオも追い気がある状況。しっかり追わせて、引き込んでからアワセを入れることを徹底していきます。

上がってくるタチウオの掛かり所を見ると、やはりほっぺた部分に掛かっていることが多く、バラシを軽減できるのが、この釣りのメリットの1つ。掛かり所がよければ、安心して巻き上げスピードを上げられるので、掛けるまで時間がかかる分を相殺することも可能です。

また、追わせることでサイズアップを狙えるのも、この釣りのメリット。

今回の実釣でも、小さい初期アタリから追わせて追わせて、最終的にガッツリ食い上げバイト→良型ヒットのパターンが、何度もありました。

明らかに魚が途中で入れかわっていると感じるアタり方で、昨年のKINGバトルのレギュレーション攻略にも、非常に効果的だったと実感しています。

この日は結局、最後までアタリが途切れることなく釣れ続き、最終105尾の釣果。

初期アタリから追わせ切れず、掛けられなかった回数は2回。巻き上げ途中のバラシも2回という結果でした。

1回のアタリに対するキャッチ率は、非常に高かったと言えます。

さらに、110cmオーバーの準ドラゴンサイズも複数キャッチし、追わせの釣りが炸裂した1日となりました。

今回はテーマを決めて、追わせの釣りに徹しましたが、状況によっては即掛けの方がスピードアップに繋がることもあります。

ファイナル当日までの状況の変化に合わせ、しっかりとアジャストしていこうと思います。

目指せ2連覇! 応援よろしくお願いします!

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2機種のロッドの使い分け

現在、私が愛用中のロッド・シマノ サーベルマスターエクスチューンには、82H172と82M/MH178の2機種の8:2調子がラインナップされています。

今回は高活性の魚を追わせて釣るため、掛け所をより早く察知できる、モタレ感度に優れた、硬めの穂先を持つ82H172をチョイスしました。

もっと水温が下がり、活性が低くなると、タチウオがバイトした際に違和感を感じにくく、追いを促進できる、軟らかい穂先を持つ82M/MH178が活躍します。

同じ追わせる釣りでも、活性に応じたロッドセレクトが釣果を伸ばすコツです!

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