秋のアオリイカ、数釣りするなら今!! 短時間でよい人25~30パイの好釣果も出た!! 乗合船のエギングが開幕、料金も超リーズナブルに楽しめるぞ
秋は各地でアオリイカの新子が釣れだす季節。エギングタックルで手軽に狙えるアオリイカは初心者、ベテラン、女性や子供など、老若男女問わずに人気があるターゲットだ。
もちろん各地の漁港堤防などの陸っぱりでも楽しめるが、やはり釣り人が多い分、新子のアオリイカと言えど、シーズンが進むにつれて徐々に攻略は難しくなってくる。そんな悩みを一発で解消してくれるのが、遊漁船から狙うエギング。
レンタルボートだと、船に1人は小型船舶の免許が必要になってくるが、遊漁船は船長がアオリイカの魚影!? イカ影!? の濃いポイントに連れて行ってくれるから、合図が出たら、後は投げてシャクって巻くだけ!!
こんな釣りが楽しめる船宿のひとつが、京都府宮津・養老大島のすえひろ丸。例年9月頃から始まり、11月頃までがシーズンで、その間は乗合船、仕立船と要望に合わせて出船している。
釣り方は「キャスティング」と「ティップラン」、状況により使い分ける
釣り方は、大きく分けて2つ。陸っぱりから狙う釣り方と同じ「キャスティング」と、深場をメインに狙う「ティップラン」。
状況により使い分けているが、シーズン初期は浅場メインの攻めとなるので、陸っぱりと全く一緒の「キャスティング」タックルで楽しめる。

▲キャスティングの仕かけ
キャスティングでは、主に水深10mまでのポイントがほとんど。
すえひろ丸の村上船長によると、「先日(9月10日)の今期初出船では、底に藻が生えている所を狙っていったので、底は取らずに少しカウントして沈めたタナからシャクリを開始。スレてないだけあってアオリイカの活性も激高で、よい人は投げれば入れ乗り状態」だったとか。エギは2.5号や3号で、どんなカラーにも反応したとのこと。
型は大小まじっていてバラバラだったそうだが、小さいもので胴長10cm前後、大きいものでは胴長16、17cm級もまじっていた。この日はカマス狙いとのリレーで狙ったため、エギングをした時間は通常のエギング便より短かったが、それでもよい人は25~30パイは上げていたそうだ。
シーズンが進むと、イカが少し大きくなって深場に落ち始めるので、重いエギで深場を狙う「ティップラン」がメインとなる。

▲ティップランの仕かけ
もちろん、初期でもポイントにより、ティップランで狙うこともあるので、タックルはどちらも用意しておきたい。エギの重さ等は状況により狙うポイントも変わってくるので、釣行前に船長に直接聞いておくとよい。
午前便、午後便ともに1人5000円(氷付き)と超リーズナブル!!
そして、船釣りと言えば気になるのが、その料金。遊漁船に乗ると1万円以上かかるのでは? と思われがちだが、それは本格的な沖釣りでの相場。
すえひろ丸のエギング便では、午前便、午後便の2便制を敷いており、料金は何と、1人5000円(氷付き)と超リーズナブル!! 午前、午後通しの1日便でも1人9000円(氷付き)だ。
釣り時間は、日により多少の前後はあるが、午前便が6~7時出船からの5時間、午後便が11時半~12時半出船からの5時間となっている。
宮津沖のアオリイカは例年に比べても好スタートを切った気配で、型も胴長15cm以上がよくまじってくる状況。また、シーズンは11月までと長いが、船長曰く「誰にでも数釣りが楽しめるのはシーズン初期の今だけ!!」。
普段は陸っぱりから楽しんでいる人も、アオリイカの数釣りができるこの初期のフィーバー期を狙って、この秋は船エギングデビューをしてみませんか?
1度やってみると、その楽しさにハマること請け合いです!!